ひみつ日記
脳内漂流日誌|もっと前|もっと後
16年前に捨て犬としてダンボールに入ってたうちの愛犬が亡くなりました…。 犬で16年だから、まあよく生きた方なんじゃないでしょうか…老衰、だと思います。というか思うことにします。 庶民派の雑種犬でしたが、図体が大きいくせに毛がまふまふで黒目がちでそのうえおとなしい馬鹿犬だったので、私が知らないところでもいろんなひとに愛されていたことだろうと思います。家の前を通る小学生の子とか、散歩に連れてってくれてた近所のおじさんとか、きっとさびしく思ってくれるんだろうなあ…。 最後までおとなしく、誰にも気付かれないうちに苦しまずひっそりと死んでいったようです。お前は飼い主思いのいい子だな。
どこかで読んだ話で、人の心の中には、出逢った人の数だけ座布団があって普段その上にその座布団の持ち主が座ってるのだけど、いつかその座ってるひとはふいにいなくなってしまうのだと。 でもその座布団には他の人は座ることが出来ないので、座布団だけがいつまでもいつまでもそのまま残っているのです。 私も他のなにかが決して座ることの出来ないお前の座布団とお前をいつかきっと死ぬまで愛する。
というわけでちょっと死についてナーバスになっているので、風呂場に出現するナメクジを今日は熱湯殺戮せずに見逃してやろうと思う…。 (どうしてナメクジ(プチサイズ)が大量発生するんだこの家は)
|