ここのとこずっと、会社のお昼休みは本読んでます。 今はカミュの『転落・追放と王国』を読み直し中。 高時さんのカミュ作品(除思想本)に対する印象は「デクレッシェンドに凹み続けて最後はピアニシシモ」なんですけど、あれですね、そんな本を疲れてる時に読むもんじゃないね!(読み始めてからそんなお前。) こんな時は『幸福論』を読み直すべきだったんだ、きっと。 でもあれですよ、これの前に読んでた本がポール・オースターの『偶然の音楽』だったんで、今の私の読書の流れは不条理と転落だと思われます。 嫌な流れだな。(自分の趣向に文句つけても。) P・オースターは、『幽霊たち』はあまりピンとこなかったけど、『偶然の音楽』は面白かったです。 安部公房の『砂の女』を思い出すラストでした、個人的には。 充足は救済だよなぁ。 でも安部公房なら『箱男』だね、やっぱりね! 『赤い繭』も良いけどね! 本当はカフカの『審判』あたりを読み直したかったのに、引っ越しの時にどこに本を仕舞い込んだんだか解らなくなってて、読むに読めずで凄いむず痒い。 週末あたり、ダンボール箱ひっかき回そうかしら!
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