回 がらくた日記 回

2006年01月19日(木) 読みましょうか。

ここのとこずっと、会社のお昼休みは本読んでます。
今はカミュの『転落・追放と王国』を読み直し中。
高時さんのカミュ作品(除思想本)に対する印象は「デクレッシェンドに凹み続けて最後はピアニシシモ」なんですけど、あれですね、そんな本を疲れてる時に読むもんじゃないね!(読み始めてからそんなお前。)
こんな時は『幸福論』を読み直すべきだったんだ、きっと。
でもあれですよ、これの前に読んでた本がポール・オースターの『偶然の音楽』だったんで、今の私の読書の流れは不条理と転落だと思われます。
嫌な流れだな。(自分の趣向に文句つけても。)
P・オースターは、『幽霊たち』はあまりピンとこなかったけど、『偶然の音楽』は面白かったです。
安部公房の『砂の女』を思い出すラストでした、個人的には。
充足は救済だよなぁ。
でも安部公房なら『箱男』だね、やっぱりね!
『赤い繭』も良いけどね!
本当はカフカの『審判』あたりを読み直したかったのに、引っ越しの時にどこに本を仕舞い込んだんだか解らなくなってて、読むに読めずで凄いむず痒い。
週末あたり、ダンボール箱ひっかき回そうかしら!


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高時あいか
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