みんな、選挙には行ってきたかー? 私は、朝9時頃に行ってきたわけなのですが、家に戻った直後に母様から「選挙行きなさい!」とメールが届いたもんで「甘いな、もう行ってきたわ!」と無駄に強気に返信したら、「7時からやってるものね。私たちは7時に行ってきたわ」と返って来ましたなンか負けた気分です。(あのね高時さん、選挙に時間は関係ないからね。) とまぁ、朝方に国民としての義務を果たしまして、午後は神代さんと映画を観に行って来ました。 マジレンジャーと、仮面ライダー響鬼の映画です。 以下、感想になりますので白で隠しますよーぅ!
マジやばかったよ響鬼。 ちょっともう、色々とありえませんでした。 ホント、酷かった。 TVの方がですね、今まで響鬼の監督さんだった方が降板し、後期クルーから新しい監督さんになったそうで、映画もその新しい監督さんの手によるものです。 何かもう、今まで絶妙なバランスで築き上げられていた世界観が、物の見事に瓦解しました。 その新しい監督さんってのが、今までの平成ライダーにずっと関わってきてた方だそうで、なんちゅうか、凄く暗くてネガティブな展開にしたがる監督さんなんですね。 龍騎とか、ブレイドとか、暗かったですもの。 でも、それはその監督のカラーなんでしょうから、始めからその監督が一貫して作るライダーであるなら、それはそういう作品として観れたのだと思います。 が、響鬼は今までの平成ライダーとは全くカラーの違う、人間関係の暖かさや生きてく上での大事なことを、凄くゆっくり丁寧に描く作品だったんですよ。 戦うことよりも、日常での対話の方が重い、そんな物語なんです。 少なくとも、今までのライダーのような、人間の汚い面や薄暗い面をやたらと主張する作風ではありませんでした。 そういった優しい暖かさが、昨今の平成ライダーの方向性についていけていなかったファン層を呼び戻し、また同時に視聴者からとても高い評価を受けていたのです。 が、ここにきて、この全く真逆のカラーを持った監督への交代劇。 私は、その辺りの裏事情は良く知らなかったのですが、どうやら仮面ライダーシリーズの玩具を売り出している、スポンサーである所のバン●イ側から「もっと玩具が売れるような作品を撮る監督にしろ」っていう、そういう圧力があったらしいって話があるらしく。 確かに、響鬼の武器である「太鼓とバチ」ってのは、なかなか子供には解りにくい、また一見して「かっこいい」と思えるような武器では無いです。 それは、私も第一話放映時に思いました。 それに加え、そもそも戦いに重きを置かない物語ですから、なおさら玩具の売れ行きは悪かったのでしょう。 だけれど、それは結局こちら側からの推測や邪推の域を出ないのだし…と思いもしたんですが、映画を観たら、きっとそれって本当のことなのだろうなって思わざるを得ない感じでした。
いや、あの、剣が、ね。
私、響鬼の「音で怪を浄化する」ってのがすんげぇ好きだったのに、何か、剣とか出てきちゃって。 それで、敵にとどめとか刺しちゃって。 子供には解りやすくカッコイイ武器かもしれないけれど、でも、あの作品の中における「剣」って武器は、私からみれば物凄く浮いてて、かっこ悪くて、もう「ダサい」ってしか思えませんでした。 斬るとか刺すとか、そういうあからさまな「殺」に寄らない、響き振動し共鳴し増幅して消し飛ばす“音”っていう不定形ものに寄った「浄化」っていう作用が、あの作品の大事な一要素だったと思うのですが、まぁまぁ、そんなこと一蹴された有様ですよ。 何かもう、がっかりです。 凄く残念です。 TVの方も、えらいことになってきてますしね…性格まで変わってしまってあああああ…。 私が、日曜の朝に凄く楽しみにしていた響鬼は、もう二度と観れないのだと思うと切なくなります。 凄く面白かったのに! 好きだったのに! 大好きだったのに! 公式サイトのBBSとか、「まだ、どうなるか解らない」っていう肯定的な意見が多くて、「違和感はあるけれど、でも応援しますよ」って暖かい言葉も多いのだけど、私は無理、どう頑張っても肯定できそうもありません。 新しい監督さんにゃ悪いけど、響鬼って作品に関しては受け入れがたいわ。 今までの響鬼って作品を、観た上で作ってアレなら、尚更。 ………ああ、どうしてこんなことになっちゃったんだろう。 今までで一番面白い平成ライダーになるって、そう思ってたのに。
映画を観終えて秋葉原に行こうと思ったら、ちょっと愉快なほどに大雨で、結局、映画館周辺から離れられませんでした。 あああ想定外……! でも、延々と神代さんとヲタなお話が出来てとても潤いました。 明日から仕事かと思うと激しくへこみますが、また週末まで頑張ろうと思います。 ファーイートー!
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