回 がらくた日記 回

2004年09月13日(月) 記憶喪失ハンター

『ヴァン・ヘルシング』を観て来ましたのー。
以前、神代さんと観に行った『KILL BILL vol.2』の予告で見た時からずっと気になってた作品。
以下、ネタバレ感想なので隠します。
読みたい方は反転してくださいませな。
それでは感想開始。↓
いきなり抉った感想を言いますが。
この映画って、そもそも主人公を「ヴァン・ヘルシング」という名前にする意味あったのですか?(そんな、映画の根本が揺らぐような問い掛けを…!)
元来、ヴァン・ヘルシングとはブラム・ストーカー著『吸血鬼ドラキュラ』に登場する人物の名前です。
彼はドラキュラ伯爵と実際に戦う人物ではなく、あくまでドラキュラ…吸血鬼を滅ぼすための方法や手段を助言する立場にいる人物ですが、だからと言って「戦うヘルシングはおかしい」とは決して言いません。
と言うか、それを言ったら漫画『HELLSING』を読めなくなる。(由々しいね!)
ただそれでも、ヴァン・ヘルシングと言う名が意味を持って機能するのって、あくまでvs 吸血鬼の世界なわけですよ。
「吸血鬼を」追い「吸血鬼を」倒す。
あくまで対岸に吸血鬼がいなければ機能しない名前だと思うんです。
にも関わらず、この『ヴァン・ヘルシング』という映画は「吸血鬼」という存在が特別な存在ではありません。
今回たまたま敵の親玉がドラキュラという名前の吸血鬼だったってだけで、ヘルシングにとってはそれは結局、数多の刈り取るべき悪…人類の敵…モンスターの1つでしかないわけですよ。
私は、どんだけ吸血鬼と関係ない怪物が出ようと、それは全く構いません。
フランケンシュタインだろうがジキルだろうが気にしません。
……いやスイマセン、さすがにジキルとハイドは笑いました。(まさか怪物映画に『ジキルとハイド』が出るとはなぁ。)
でも、途中でどんな怪物が出ようが、やっぱりヘルシングが倒すべき仇敵は、吸血鬼でなきゃいけないと思うんです。
最後の敵として追い詰めるべき対象は、吸血鬼という怪物でなければいけないと思うんです。
でもどうやらそうじゃない。
ドラキュラはやたらと意味ありげにヘルシングを「神の左にある」者、「ガブリエル」と呼ぶ。
記憶喪失のヘルシングにその意味は解らないし、物語中に解明もされないから、結局その言葉の意味は解らない。
そしてパンフレットにはそれらから総合的に判断して、「ヘルシングとは神が遣わした天使で、その究極の敵は悪魔=堕天使ルシフェルなのではないか」なんてのが出てくる。
…………ルシフェル?
斬新なのは良いけど、それじゃ一体、ヴァン・ヘルシングの名の意味は。
無論、何もかもを元々の作品(であろう)『吸血鬼ドラキュラ』に合わせる必要はないと思います。
そういう意味で、「吸血鬼の天敵は狼男である」ってのは面白いと思いました。
でも、『ヴァン・ヘルシング』と言う題目までつけた映画で、対立項が吸血鬼ではなくルシフェルになる可能性があるってのは、無茶苦茶じゃありませんか。
それなら始めから、もっと別の名前の独自の「怪物」ハンターを、作れば良いじゃないですか。
ヴァン・ヘルシングである必要がない。
私、吸血鬼という怪物やヴァン・ヘルシングという名前には個人的に色々と思い入れがありますので、それもあるせいで色々と納得がいかないんだろうな、とは思うんです。
でもそうだとしても、このやり方ってちょっと姑息じゃないですか?
単なる客寄せ的な意味合いで「ヴァン・ヘルシング」という名前をつけられたようにしか思えない。
そうして次回作からは、1作目で集めた客を相手に、「ヴァン・ヘルシング」の名前には何ら意味も関係もない、吸血鬼も一切関係のない、ガブリエルだか神の左だかの物語になる。
そんな展開になりそうな気がして、物凄く嫌な感じです。
いかにも続編が作られそうな終わり方だったですし。(ヘルシングの記憶喪失の謎も、また上記のガブリエル・神の左の言葉の意味も、全く解明されずに終わりましたから。)
ドラキュラ vs ウルフマンの戦いあたりは凄く躍動感あって良かったし、ヘルシングがウルフマンになってしまうってのも面白かった。
でも、映画そのものの方向性がちょっと。
何と言うか、私みたいな妙なこだわりがなく、純粋にモンスター映画として観れる方なら面白いと思います。
個人的にはちょっと納得がいかない部分がありますが、もしかしたら続編は続編で、きちっと『ヴァン・ヘルシング』の名に恥じない展開や意味を用意してくれるのかもしれませんし、せいぜい「ちょっと不満&不安」程度で収めておきたい所存です。
そもそも続編自体が無いかも解りませんけどね。
それならそれで、消化されてない謎ばっかりの映画ですけど。
↑感想終了。
いや長々と書いたものですこと。
あれだなぁ、上の感想を読まない方から見ると、今日の日記ってただひたすらに空白なだけですね。
すんません、作品の内容が内容だけについ熱く語ってしまいました。(ヘルシングに吸血鬼だもんなぁ。)


いきなり話題が変わりますが、私の部屋のクーラーの冷却ファン。
外に設置してあるんですけどね。
これがどうもぶっ壊れたらしく、クーラーつけてなくても物凄いモーター音がしてて、軽くジャイアンリサイタルなんです。
今日、一緒に映画を観に言った友人が私と同じアパートに住んでるんですが、このことを話したら


「ここ最近の騒音と振動の原因は貴様かー!!!」


とかなりの勢いで怒られました。
2部屋分くらい離れているのにそんな煩く感じられるのなら、おそらくこのアパートの住人全員が迷惑してますね。
高時さん、その気はないのに騒音公害。
さっさと不動屋さんに電話して、修理会社紹介してもらって、何とかしようと思います。
と言うかその友人に、「私のために早く直してくれ」と言われました。
……他の部屋の住人から苦情が来る前に修理してもらわなきゃ……。


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高時あいか
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