| 2004年05月11日(火) |
黄色い頭巾の海賊さん |
三国志漫画『蒼天航路』の2巻を購入しました。 蜀へ到る劉備、呉へ到る孫堅が登場しましたので、三国の基盤へ繋がる人物は揃い出ました。 『蒼天航路』は、曹操がアモーレと言い放つくらい型にはまらない人物造形が秀逸な漫画。 無双なんかでは丁寧で凛とした印象の劉備も、蒼天では一人称「オイラ」の物凄くおおあじな人物となってます。 のんびりしていて細かいことは考えず、緊張感皆無な様子で飄々としているくせに、押さえるべき部分はきちんと押さえるカリスマ。 素晴らしい福耳も含めて、魅力的でかっこいい人物です。 一方の孫堅、「位より財力」がモットーのえらい現実派。 ただ粗暴で派手なだけのように見えて、実際には細密で合理的な戦を行う勇将。 そして「こういう顔のハリウッド俳優いなかったっけ?」と思わせるほどに欧米な顔が、とっても素敵でダンディです。 って言うか、明らかに周囲から浮いているのだが、本当に漢民族なのか、孫堅は。 でもその顔がむしろ好みです。 三国志初期の英雄らしいので、今後はかなり活躍してくれそうです。 さて。 蒼天2巻のメインとなる戦いが黄巾の乱という戦い。 非常に有名な戦いですが、歴史には本当に疎い高時さん、中高で習ったハズなのに清々しいほど綺麗サッパリと内容を忘れておりました。 簡単に内容を申しますと、張角という人物が興した太平道という宗教集団が、その内容と張角の存在によって平民の心をがっちりゲット☆し、信者・数10万、漢帝国14州中8州にまで勢力を伸ばすに到り、ついには漢王朝へと反旗を翻した戦いです。 黄色が太平道のイメージカラーだったので、信者達が反乱を起こすに際し黄色の頭巾を頭に被ったことから「黄巾の乱」と呼ばれた、漢王朝滅亡への最初の呼び水となった戦い。 ……あぁ、そんなん習った覚えあるわ。(覚えがあるも何も、義務教育の中で確実にやってるはずだが。) 黄色い頭巾を被った太平道の人々は黄巾党と呼ばれ、その圧倒的な人数を武器に反乱を開始。 それを率いた人物こそ、道を間違わなければ大きな力を得て中国世界に君臨しえたかもしれない張角。 無双だと声がイっちゃってる張角さんですが、蒼天だと眼がイっちゃってるキリスト様みたいな人物。 見た目、神がかりすぎです。 しかも蒼天の張角は未来予見の能力があるらしく、やっぱり人じゃない気がするのですが、黄巾の乱という間違った選択をしてしまった辺りから考えると、やっぱり人なんでしょうね。 それはともかく、長く緩やかに波打った黒髪をザンバラに降ろし、その上に頭巾を被った張角が、私にはどうしても『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウにしか見えないのですが、これはどういうことでしょうか。(知らん。) これ、三国志の漫画のはず……。 何でカリブ海の海賊が……。(出てません。) キャラの性格の造形もさることながら、外見面での造形も秀逸な『蒼天航路』、とっても面白いです。
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