新井素子さんの「チグリスとユーフラテス 上」を買ってみました。 私ずいぶん長いこと、題目から「壮大な歴史もの」と思い込んでいたんですが、SFものでした。 素子さんの作品との最初の出会いは、高校時代、友人がふらっと買った、コバルト文庫の「星へ行く船」というシリーズ小説(中古)。 友人も私も予想外にすっころび、とても面白かったんです。 思うに、この作品の山崎太一郎ってキャラが(多少、イメージが理想化してるだろうけど)Mr.KKとかの分類で好きになった初めてのキャラだと思われます。 いやまあ、どうでも良いですね、んなことは。 素子さんの作品の雰囲気とか好きなんですが、この「チグリスとユーフラテス」も良い感じ。 相変わらず物凄い文体でしたが。 ……駄目な人はこれ、読めないんだろうなあ、辛くて……。 でもまあ、私は一気に読んでしまったので、近々、下巻を買い求めてまいります。 この作品の一番最初の要となるのがマリア・Dと言う女性なのですが、彼女が夫・ゼウスに呼ばれていた愛称がなかなか。 何でもリアって呼ばれていたんだそうで。 ……ええ、アイオリアが即座に浮かびました。 ネタバレになるんで隠しますが、マリア・Dってのはビームで打ち抜かれて駄目になった子宮の摘出を拒んで、壊死していく子宮を体内に残したままで何とか生きようとしたコールド・スリーパーでございます。 剛ですよ。 特有の理由があったからとは言え、剛です。 まあ、興味がありましたら是非お読みになってください。
そうそう、昨日は柴田亜美先生の生誕日だったんですよ。 ……ごめんなさい、正直に言うと、そのことすっかり忘れてました。 ファン失格です。 とにかく、誕生日おめでとうございます、先生! 今後も素敵な作品を描いてください、体を壊さない程度に! いつ血を吐いて倒れてもおかしくないくらいの認識ができあがってます。 御願いです先生、どうか原稿執筆中にうっかり倒れたりとかしないでくださいね! その前にちゃんと病院いってくださいね、ホント! どきバグとか読んでると、本当に切にそう思われてなりません。
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