デイリー神田川
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2014年05月09日(金) 何も知らぬまま

もう四年くらい経つだろうか。月に2.3度仕事で絡みのある人がいつも通り仕事で私の所へやってきました。
前から笑顔が可愛いなぁ…。と森ゾーな私は思っておりました。普段のムスっとした顔も私は可愛いと…。パッと切り替わるその笑顔は本当の笑顔だと思いたい。
見た目からしてかなり若かったしネガティブな私は、もしかして…なんて妄想さえも抱いておりませんでした。

Y子「あの、私会社辞めるんです。」
神「えっ。結婚でもするの?」
Y子「皆さんそう言うんですけど違いますよ。」
神「もう会えなくなっちゃうの?さみしいな…。」
Y子「あの…この会社でここに来る事が唯一の癒しでした。。」
ふがっ?自分の耳を疑った。ここに来る時は私とだけしか絡まない。
ナニコレキタコレ。まさかの…いや…。
神「私もY子さんの笑顔に癒されてたよ。いつまで来るの?」
Y子「今月いっぱいですけど来るのは最終日だけです。」
ショック。辞めるから伝えてくれた感謝の想い。
ネガティブ神田川は最終日は用事なくても来てね。と言うのが精一杯だった。

色々考えたけど動こうにも名前と部署以外何も知らない私は最終日を待つしかなかった。

最終日。定時が迫っても来る影が無いので内線にかけてみる。
Y子「あ、今から行きます。」
数分後に泣きながら現れたY子は
Y子「やっぱりさみしいです。」
周りに人居なくて良かった。チャラ田川が女の子泣かせてるって噂が流れる所だった。さすがにそのまま話しを続けられないので人目につかない所へ移動
神「俺だって寂しいよ。あのね、ささやかだけどコレ…。」
前に内線のストラップに付けてたクマが好きだと言っていたのでたまたま家にあった同じクマのぬいぐるみを渡した。
Y子「わぁ。嬉しいです。ぜったい部屋に飾ります。」
私の部屋にいたクマが今度は彼女の部屋に…。
…クマめっ!!
辞める理由を聞き出すには時間が足りなかったが実家に帰るという事でした。近くだったらまた会えると思い聞いてみると、熊本だそうで…。
クマめっ!!遠過ぎ。桃鉄の目的地にされても遠いと思ってしまいます。
本当に最後なんだと実感しながら話していたが退社時間でチラホラ人が出て来たので最後にハグ…したかったけど私は退社しないので握手。
神「この会社で色んな事があっただろうけど、嫌な思い出にはしないで欲しいな。少なくとも俺は貴女に会えていっぱい笑顔見れて幸せだったんだから。」
握手しながらじっと見つめてこんな事言うなんて…。法廷で再会出来そうっすよね。
機種変更してカメラ機能をマスターしておいたのはこの時の為じゃない。
撮影に応じてくれて場所を変えようとすると、もう一度。と握手をされた。
ハグできたんじゃね?とかネガティブ神田川さえも思う。今更言っても。ねぇ…。
迷わず携帯を向けると、なんかむくれた。
Y子「一緒に撮るんじゃないの?」
リアルガチでやばかったね。隣いーんすか?泣きながら笑顔を見せるY子をまず撮ってから隣へ。インカメラ無いので適当に撮ろうとすると、
I「撮りましょうか?」
面識のある他部署のにいちゃんが助けてくれた。
神田川は何してるんだか…って思われつつ撮影完了

神「送別会じゃないけど、帰るまで間があるなら食事でも行きたいな。」
Y子「あぁ…。予定入れてしまいました。もっと早く言えば良かった。」
うん。私も前回言えば良かった。なんも言えねぇ。
朝でも昼でも時間あったら連絡下さいと言い、電話番号を渡す。

話しも終盤ですが、ここで大きな間違いがありましたので神田川を叱る。
なぜメアドも書かなかった?自分なら電話よりメールの方が楽だろ。それとさ、写メ撮ったんだから送るって理由でメアド交換出来ただろ。何を後で電話でやりとりとか思ってんの?メアドあればしつこいくらいアピって飯くらい行けたんじゃね?お前のそういう所が見た目以上に駄目。今日を頑張った者にのみ、明日は来るんだよ。
戻ろう。

Y子「さようなら。」
神「元気でね。」
退社する人がチラチラ見てくるので別れる。
この幸せとせつなさと…。な時間が本当の最後になりました。
残ったのは色褪せることのない写メとあの子の手の温もりだけ…。


って事があったからMさんにはアドレス付きで渡したのよ。
当時スマホでLINEあれば問題なかったんだよね…。


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