日常妄想
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2004年10月02日(土) 『夢の終わりは彼が拳を下げた時だけ』のこと。

死際の騎士 その手にグングニル
狙ったモノは必ず貫く


BUMP OF CHIKEN "グングニル"
THE LIVING DEAD

+えっと、前にも全く同じタイトルにしたことあるんですけど、あえてこれで。ときどきエモノが槍だしね、鋼の。ランランランサー、遠くからでもヤリヤリ(笑) 夕方、DVDのNo.9を観ましたミァハですこんばんは ( ̄▽ ̄)  昨日に引き続き、ハガレン話ですよ。日にちが前後してますよ。3日のところに書いてある日記、ホントは2日の分を書いてるつもりだったのですよ……そんなわけで、日付け順に読んでくださってる素晴らしきかたは、3日のほうを先に読んでください。内容的には日付け通りに読んじゃっても全然問題無いとは思いますが(笑)

放送日が土曜という事もあって、ところどころ視聴していない回があります。殆ど観てるけどね ( ̄▽ ̄)  で、今日観たなかでは34話を観て無かったわけですが、ライラはこの回からダンテだったんですね。てゆーか、なんですかあのエドは。グリードさんをつんつん(ユサユサか・笑)するんじゃありません。蹴飛ばすんじゃありません!(笑) グリードさんはグリードさんで、断末魔が某Gみたいなポーズでちょっとヤでした(…) 原作でもアニメでも小気味よい生きかたをしたキャラですね。何話だったか、エドがホムを「なんか楽しそーに生きてる」と言ったのは、グリードさん(とその仲間)のことが強く頭にあったからなのでは、とチラと思った。まぁ、エンビとかラストもパッと見た感じは楽しそうっちゃ楽しそうだけども。ところで、キンブリーはなぜ手パンできるんですか。

以下、アニメの最終回観てない人にはネタバレ。自己責任でドゾ〜。
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+最終回の放送から丸一日以上経過して思ったのは、冷静に考えれば考えるほど(時間が経つほど)、ツッコミたくなってくるということだ(笑) なんというか、最終回としてはうまくまとめられていたので、リアルタイムで視聴しているときには勢いに上手く流されていたけれど、よくよく考えると、どうなんだろう、と。誰もが納得のいく終わりかたをさせるのは無理だとは思うけどね……原作はまだ連載中だしね。オリキャラとオリジナル展開炸裂だったし。「こうくるですか」と面白かったが。わりと早い時期からアニメはアニメで楽しんでたし ( ̄▽ ̄)

リトルウィッシュ、希望を残した清々しいような終わりかただったけど、エドとアルは、お互いに求めるものを厳密には得られてないよねぇ。兄は弟の身体を生身に戻すことを第一に考えていた。弟は兄の手足をもとに戻すことを第一に考えていた。だけど最終話で、結果としてその想いが交差。擦れ違い、分岐となってしまった。弟は兄を死の淵から呼び戻すために自分の全てをかけた。賢者の石となっている身体は使えば消える。弟はそれでもいいと思った。弟の犠牲で蘇った兄が、今度は弟のために自分の全てをかける。兄は賢者の石など触媒になるものを持ってはいない。自分が "持っていかれる" のは百も承知のうえでのことだ。

ウロボロスの輪でそ(笑) 誰かのために自分の身を顧みないメガンテ精神は美しい。愛情の深さを表わすのにこれ以上は無いだろ的レベルの最強呪文なわけで。でも、このアニメ最終回のエドとアルの場合、相手が自分のために身を投げ出した行為を無駄にしているわけですよ。そのつもりが無くっても(;´д`) 非常に報われないよーな……ラブ・イズ・ブラインドなのかッ。で、どうなったのかというと、兄は手足を無くしたまま平行世界に全てを運ばれ(あれ?? アルの錬成で蘇ったとき、手足戻ってたよね、そういや)、弟は体を得たものの、兄はおろか兄とともにそれまで苦労をして生きてきた年月をすっぽりと失った。

ヒューズとマスタングの関係もちょっと似てる。ヒューズはマスタングのことを考えて危険な捜査を秘密裏に進めていて、殉職した。アニメのマスタングは、そんなヒューズの守ろうとしてくれたものをかなぐり捨てて、ヒューズの仇を取ろうと大総統に挑んだ。まぁ、かれは生還したし、地位も失っていないようなので、ヒューズの願いは叶えられているわけですが。

エドのいる平行世界では、アルたちのいるハガレン世界のような魔法的錬金術は存在しない。アルは肉体も精神も人体錬成を行う前、鎧になる前の状態にあるらしい。"扉" を開いて兄を連れ戻せるレベルに無い。イズミに改めて指南を頼むアル…… ふたりが再び兄弟として同じ世界で一緒に生きてゆくには、手立ての殆ど無いように見えるエドよりも、手練の錬金術師になって兄を連れ戻しにゆけるかもしれないアルのほうに可能性がある。が……なんと言うか、かれらは何を得たのだろうか、と思ってしまうんですが。晴れやかで気持のいい、希望は失わないといった、最後の兄弟の顔にすっかり救われる気分になるのだが、みんな騙されてるッ。騙されてるヨ!!(笑)

なんかちょっと、本放送を一回観ただけなので曖昧なところもあるんですが、『等価交換の法則は成り立たない』、『兄弟の絆は固い』というのがわかっただけな気が……してしまうんですが……で、わたしの頭の中には何故かやたらと、『世界は歪んでいるからこそ美しい』というフレーズが思い浮かぶんですが、パパンの台詞?? とゆーか、出てきたっけ??  わたしのバロック?Σ( ̄▽ ̄;) 少年の成長を描きたい、というようなことを監督が言っていた気がするのだが、そのへんもどうなんだろうなぁ。

以下箇条書きの続き。

    ライラ
  • 腐ったままどこいったの。
    暴走していた感のあるグラトニーに喰われたってことは無いよねぇ? カナリ腐っててあとが無いから、グラトニーの体をのっとったのかな。そして劇場版に出てくる、と(笑) グラトニーには賢者の石用にいろいろ喰わせてたというような台詞があったと思うのだが、それでパワーアップしてさ(笑)
    もしそうなら、腐女子だから(文字どおりに腐ってもいる・笑)美しい若いオナゴの体をゲットし損ねて荒れてそうな感じ。
    てゆーか、ここまで本筋に関わってくるオリキャラをわたしは他に知らない(笑)


    ロゼ
  • お疲れさまですた。
    原作ではただの町娘だったのにね(;´д`)

    ホーエンハイム
  • エンビをどうするのか。
    劇場版で対決するのだろうか(…)


平行世界は、ドラクエ6みたいな感じで、現世界に生きている人間と全く同じ人間が別の生活をしているという理解だったのだが、よくわからん。エドの例を見ると、『現実世界で死ぬ→平行世界に現れる、平行世界で死ぬ→現実世界に現れる』という状態だしなぁ。これだと、それまで普通に生活していた人間がある日突然消えたり、いきなり現れたりということになりかねない。どうなのー。片方の世界で死ねばもう片方でも死ぬというのならまだわかるんだけど。

アルのような、体と魂が分かれているような場合は、体だけ平行世界にあるという事になると思うんだけど……寝たきりの病人とか?? 今回アルは戻ったから、エドの居る平行世界には居ないはず。4年間の記憶だけ持ってる人が居たり? 謎だ。腐女子的には、両方の世界に同じ容姿の人間が存在するドラクエ形式のほうがオイシイよねぇ ( ̄▽ ̄)  某所では、ラストでエドが会いに向かっている人間がアル似なんじゃないかと言ってる人がいたな。てゆーか、ホムンクルスはどうなるんだろう……ラースは門の中に居たって言ってるし。誰かわかりやすく解説してプリーズ(笑)

否定はしないけど、我に帰って一歩離れた視線で見ると、物足りなさやミステリ、やり切れなさを感じる最終回でした。でも、あの最後の、ふたりが別々の世界でおなじように列車に乗って、それぞれを想って腕を掲げるシーンはよかった。あそこでメリッサがかかったら泣いてたかも。映画はど〜なーあてーえーしまうんだーろ〜お〜♪(笑) 兄弟の奮闘、エンビとホーエンたんの対決にライラ(グラトニー)の暗躍を絡めてくる感じ? うーむ。全部スルーだったらどうしよう(笑)

兄弟が平穏に暮らせる日はくるのかな。
関係無いが、DVD観てて、エンビは彩色が大変そうと思いますた。髪の毛がバサバサで長いし、毛束が細い。しかも色分けされてるし(笑)


(1004 02:40 UP)


書いてる人:ミァハ(双星たかはる)
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