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2005年08月12日(金) --- 123

 数ヶ月前に、ボイスレコーダーの記録をもとに墜落までの軌跡をFlashでまとめたサイトを見ていたこともあり、フジテレビでOAされた再現ドラマ&ドキュメンタリーを見た。(TBSの方は時間的に見れませんでした)
 ドラマに出てきた被害者の健くんがわたしと同年代だったこともあって、なんだか他人事とは思えなくて、テレビつき携帯の音声を聞きながら(映像はきれいに映らなかった)泣きながら仕事してた。
 最近の不祥事や事故を見るにつけ、JALもJR西日本も同じだな、と感じる。JR西日本も信楽高原鉄道の事故を起こしておきながら、14年後の今年また大惨事を引き起こした。マニュアルに記載されてた「安全」の文字は、利益よりも下にあった。喉元過ぎれば熱さ忘れるってやつだ。
 ドラマ化を疑問視する声もあるけど、単独の飛行機事故では史上最悪の惨事であるこの事故を風化させないためにも必要なことだと思う。
 
 ところでボイスレコーダー、よく聴いてると録音が途切れる直前に「もうだめだ」って声が聞こえるんだよね。自分の死が目前に迫っていることを嘆き悲しむこともなく、最後の最後まで希望を捨てず客の命を救うために尽力した姿。結果救うことが出来なかった、その無念さを思うとやりきれない。
 あと、乗客が家族に残した手紙で「もう飛行機には乗りたくない」って書いていて、それを知ってなんともいえない気持ちになった。

 あの日のことは何故かよく覚えてるな。
 わたしはその日、信州にある母親の実家に帰省していて、夕飯の支度を手伝っていたところ、テレビの速報で事故を知った。当時報告されていた墜落現場が伯母の住んでいる村の近くだったので、慌てて電話したのだけど、既に発信規制がかかっていて電話はつながらなかった。
 その前後のことはあまりよく覚えてないのだけど…辛いことが多すぎたせいか、小・中学生時代の記憶をほとんど抹消してしまっているというのに覚えてるってことはそれだけ衝撃的な事故だったんだろう。

 それにしても最近のJALはほんとに…やる気あるのか!?と言いたい。よりにもよってこの日に事故を起こすなんて。
 頭さげりゃいいってもんじゃないよ。

 余談。
 いくつかのサイトを回ってみて「何故海上に不時着しなかったのか」という意見が目に付いた。
 その意見を述べていたBlogがコメント受付不可になっていたのでココで反論してみる。
 コントロール不能な機体がスムーズに海上に不時着できたとは到底思えないんだけどな…場合によっては海面ってコンクリの地面並みの硬さになるって聞いた。ジェットスキーしてる人がバランス崩して海面に叩きつけられたときの衝撃って見るからにすごそうでしょ。
 海への不時着を狙って墜落してしまったら、生存者がいたとしても海の中に放りだされて発見が困難になってしまう。墜落時点で生存していたとしても、墜落の衝撃で体にダメージを受けていたら、自分の体を支えきれず溺れてしまうかもしれない。遺体だって海に沈んでしまって見つからなかったかもしれない。
 と思いませんか。

 余談2。
 さらにサイトを回っていてびっくりしたんだけど、高浜機長の娘さんはキャビンアテンダントに、佐々木副操縦士と福田航空機関士の息子さんはパイロットになったらしい。それを決断するまでにはいろんな苦悩があったんじゃないかと思うと敬服せずにはいられない。

 事故から20年か…。
 改めて、亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。

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 どうしても書き残しておきたくて書いてたら朝の7時になってしまった…。
 明日も仕事です。えーん。

 盆休み?なんですかそれ?


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