先月末から 札幌で4日間ほど過した。 仕事とはいえ そこは北の地。今は秋。 旨いものが私を呼んでいる。
札幌へ行ったら必ず行く小料理屋がある。 そこへは2回行って おいしいものたくさん頂いた。
初めの夜は、連れの都合で8時半すぎに散会になり 呑み足りねーなーとか思いつつ、すすきのから 宿のある狸小路4丁目へとぼとぼ歩く。
歩きながら北のちびっこ大名に 数日後の待ち合わせの確認のため 電話をしてみた。留守電だったので用件を吹き込んだら ほどなくかかってきた。
通話ボタンを押すや否や「恋の町札幌」を歌ってみた。 とけいだ〜いの〜 したで〜あんあんあってえええ〜〜〜♪
・・・・・・・・
あれ?どしたんだろ。 リアクションがないな。
すんごく高いトーンで 「もしもし?あたし キティよ」
キティ声色を使っていたら
ブチッ
プープープープー
切りやがった。
その数分後には 一緒に呑んでいた。 私の宿から歩いて信号いっこぶんだけ離れた焼肉屋でこいつら飲んでたからだ。
6時から呑んでいるという女3人(モヘジ大名、麦ちゃん、きょうちゃん)に 後発組みのヤギ、そしてこっぱげ。 麦ちゃんとヤギは チャッカマンで戦っている。 きょうちゃんは 肉を食いすぎているのか 妊娠しているような腹だ。 と思ったら もうすぐ生まれるらしい。いいのか。胎教にすごくよくない連中ばかりだ。
その時、北海道弁で えらく盛り上がった。 2日後に、すんごい安くて旨い焼き鳥屋で また同じようなメンツと呑んだ。 遅れてきたこっぱげが、「北海道弁講座」と「ご当地の踏み絵」というサイトを プリントアウトしてきれくれていた。
「じょっぴんかんねばあづましくねえ」
なにかの暗号としか思えないこの言葉を 私以外の4人は 皆普通に意味がわかるという。 「じょっっぴんかんねば あづましくねえ」 だよ?何よ。それ。
ご当地の踏み絵は 是非あなたもいってみて欲しい。 もう 笑える笑える。全都道府県の隠された衝撃の事実がざっくざく。
道産子の欄には彼らにしてみたら 当たり前すぎることらしいが、 私から見たらもう びっくり。
「砂糖といえばすずらん印だ」 「さわることを ちょすという」 「七夕では ローソクだぁせ〜だぁせ〜よ〜♪ と歌いながら一軒一軒回った」 「内地の百人一首が木札でないことを知って驚いた」 「赤飯は甘納豆を入れて炊くのが常識である」
なんだよ。これ。 砂糖はスプーン印だろう。 むぎちゃんは すぐいろいろ触って「ちょすな ちょすな」と言われている。 今、これを書いて モヘジが歌ったローソクの歌が耳の奥に蘇って 洗い忘れた飯粒のようにかぴかぴにこびりついている。 百人一首が 銭湯の下足入れの木札のようだというのだ。 正月はけが人が続出するのではないか?!
ちなみに、おせち料理は大晦日から食べ始めるのが北の常識だそう。 年越しソバは いつ食うんだ?
もう わらける。
その後 カラオケ個室居酒屋(なんやこれ)に行ったのだが、 カラオケが嫌いと公言する大名だが、そういや焼き鳥屋で ローソクだ〜せ〜の歌や狸小路シャンゼリゼを何度も歌っていたではないか。
ちなみに、なぜか一緒に「喝采」を歌った。
あとは、うーん、よくおぼえてないけどー えーと、古い日記はもちろん必須。 大西ユカリがやっぱりなかった。
最近チロルチョコのCMで 彼女の歌が使われている。 全国版じゃん。いえーい!
あー 楽しかった。 ご当地の踏み絵。 さっき、出身地の兵庫をクリックして わろた。
あんたもそうかい?
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