目口覚書
■目口覚書■
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2003年07月28日(月) 昨日の仕事中 2回中断(余震で)

岩手から帰ってきました。
仙台の駅前通ったときにね、木下大サーカスのテント観たの。
大丈夫?動物逃げたりしない?震度6強だし。

ということで蝦夷旅3回目?4回目?

●空港行きの仁賀を見送って、残った4人もさぁ出発だ。
目指すは積丹。相変わらず 運転手はヤギだ車掌はモヘだ。
女刑事(デカ)は2人に減ったが、パワーはますます増すムード。

●ヤギが夢を見たという。
死んだオヤジが迎えにいってやろうか?やろうか?と聞く夢。
固辞したらしいが、してくれてありがとう。
それって、何か暗示してないか?(ゾワ)

●まず立ち寄ったのが、神仙沼。
はじめて「朝採れとうきび」をしまっちょんと半ぶんこして食べる。200円。
うっまーうっまーうっまー。

●とうきび食みながら、ちょっとは運動すべいと沼歩きを目指す。
10秒で挫折。

●キツネ!
驚いた。走る車の前にトコトコやってきて、伏せ したんだよ。伏せ。
そこで餌をねだろうって魂胆だ。 あぶないよー。
一昨日のカレーパンを勧めるが、断られる。

●神威岬を目指す。カムイ岬。 道中で、うにを求めて 海っぷちの店に入る。
ウニイクラ丼を頂く。御汁も潮の香たっぷりで うまいことうまいこと。
小樽ビールを頼んだ江戸人。しまっちょんがギブアップ。薬くさーいと。
蝦夷人2名「そうそう。小樽ビールまずいんだよねー」 はよ ゆわんかい。

●お腹いっぱい。
おみやげものコーナーを覗く。
ラベンダー関連のオイルやインセンス、ポプリなどがあった。
ふと、目に付いた「ラベンダー香つき 透明ネイル」


●魔が差した。
塗った。
10本の指全部。

●そこから、どこまでもどこまでも ラベンダー香があたしを追ってくる。
車の中 その匂いだらけ。
「めぐっち、便所の匂いがする」と言われる。

●この手で 今夜のご飯も食べるのか。


●カムイ岬到着!
かなり傾斜ある小高い丘のようだったので もう登るつもりはなかった。
大学時代山岳部の部長だった と漏らしたら 登れ!と言葉で押される。

●登ってよかった。


●雲がすこーし切れてきて 光があたったら 海の色がまたたくまに 緑。
うっとり うっとり。

●しまっちょんが、「私たちが黙ったら 波の音が聞こえるね」
私たちじゃなくて あなたひとりうるさいから。


●そういや、仁賀もコボラ吹いて 黙れだのうるさいだの咎められていたっけ。
今ごろどうしているかなー。

●そこへ彼女から連絡。
羽田へつくと思い込んでいた飛行機が成田着だったらしい。
翌日の同じ便で帰る しまっちょんもあわてて確認する。

●やっぱり成田。
はははーー。最後の最後までやらかしてくれるぜ。

●カムイ岬は義経伝説。でも、船に女を乗せたくない男たちがつくった逸話のような
気がして仕方がない。

●海本当にきれい。
ヤギ氏が「エメラルドグリーンマウンテン色だ」と言っていたが、
やはり脳内改名した モヘ氏が
「エメラルドグリーンモンブランだなー」と謁にいっている。

どっちにしろあんたたち 変。

●煮しまった民宿が今宵の宿だと言われていたが
どえりゃぁ素敵な宿!私たちは一軒屋をあてがわれる。すぐ横になる私たち
「いやぁ〜 やっぱ家はええわ〜」    せやから誰の家やっちゅうの。

●便所から帰ったヤギが「めぐっちの匂いがする」と言っていた。
トイレを覗くと、ラベンダーの消臭剤があった。

●夕飯までの時間、積丹温泉。車で7分。ここでおっかさんと待ち合わせ。
すっごく広くて 近代的で きれいで 露天風呂からは海っ!
最高。


●いろんなお風呂に浸かって、食堂でビール。
男風呂にいたジェイムス(ヤギ命名)の鼻は500円玉が縦に入る。
彼は風呂場で 男風呂にいた日本男児全員をがっくりさせたらしい。
だって ほら、500円玉だし。


●宿に帰って夕飯。
言葉を失う
わたしが今まで食ってたウニはウニじゃないうに!

●できるだけ指折り曲げて食う。

●他のお客さんがフラダンスのサービスをしてくれるという。
いや、それサービスじゃない。
しまちゃんは女将に「帰っちゃだめよ」と釘をさされていた。

●おいしい魚介うにうにうにの途中に、突如フラがはじまる。
戸川昌子みたいな顔と頭のおばはんがいる。 ムームーきてるし。
最初から踊るつもりやったんかい。

●フラチームに背を向けて食事している ヤギ氏とモヘは 振り返ろうともしない。

●フラおばさんを写真にとっていた人に ヤギ氏ったら「あんた邪魔だから、
頭さげれ、ほれ、さーげれって」というジェスチャーをされていた。
彼はすごく腹がたったろうに、そこは大人しく頭を伏せていた。

●拷問フラが終わる。
食べきれない甘海老とウニを部屋までお持ち帰り。

●北嶋が金メダル。

●雰囲気的に怖い話は禁止。おしっこできないから。
改装してるちゅーても 昔の家。
立て付け悪く トイレの木の戸が きぃきぃいってるし。

●そよさんから頂いたニセコワイン ナイアガラをいただく。
ぶどう汁だよ!うまいよ!と飲んでいたら結構酔う。アルコール度数13度。

●ばたばたと人が倒れる。
おっかさんとぼーーーっとテレビを観ていたが いつまでも起きてると
明日仕事のおっかさんに触るよな、ってなもんで 寝る。

●早朝出発のおっかさんとしまっちょんは一足早く朝7時過ぎ朝食へ。
記念撮影をして、お見送り。さみしーよー。

●あたしたち3人も朝食定時の8時を待ちかねて 食堂へ。
囲炉裏があって、もういい雰囲気だぁねぇ。

●部屋に戻って、缶ビールを空ける女二人。朝9時前。

●チェックアウトしてから海岸沿いの道を行く。
途中、豊浜トンネルの慰霊碑で手をあわせる。
あの、冬のトンネル崩落事故。もう7年も前なんだ。
他にもいっぱいトンネルがある。こわい。ヤギのお父さん迎えにこないでね。


●ローソク岩を手のひらにのせそこねて(乗せてる写真をとりそこねて)
なんやかんやで余市のニッカウヰスキー工場。ニッカってなんの略か知ってた?

●日本果汁株式会社


●そこの一社員が 唐の国へ出張して洋酒の造り方と金髪娘こさ連れてけーってきた。
その歴史な館。

●昨夜から、モヘ氏元気ない。

●締め切りが迫っているとは知っていたが、まさかそれが今日だとは。


●ヤギ氏、モヘ氏、目口 10年モノ試飲。へべれけ(嘘) 今日2回目のあるこほおる。

●ウヰスキー物語より、竹鶴さん(創業者)の愛の歴史の展示にモヘがその意義を問う。
このあたり彼女のアンテナの面白さにわくわくする。

●そこへ!催促の電話

●明るい空。小鳥のさえずり。花壇に座り込むモヘ。

●私とヤギ氏は 後ろから恐る恐る近づく。
あぁいつまでも遊びに付き合せてはいけない。罪悪感に苛まれる。
きっと仕事のことで頭がいっぱいなんだ・・・・。


●気配に振り返るモヘ。
笑みをたたえ、「ジンギスカンのいい匂いだねっ!」


●これだけは間違いないと断言する。
私たちを心配させまい とか 気分を入れ替えて とか そんなんじゃなくて


●しんそこ ジンギスカンに心ひかれている表情。


●締め切りを明日に伸ばし むきむきと輝くちびっこ。


●ここを出たら小樽で寿司案を却下して あっというまに
ビール園で ジンギスカンということに決定

●ひゃっほおおおおおおおおおおおおおおおお!
じん!じん!じんぎすかん!
へーいほれ はーほれ ひゃーほんれ ほんだっほんれ!

●そして麦ちゃんに電話


●呼び出しに応じて、彼女はかわいい花柄の「あの」ワンピースを着て登場


●もういい加減この蝦夷日記もおしまいにしたいんだけど。
どうしても 麦ちゃんのことを書きたいから。






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