(前回のつづき)
●さて、同室者の名前がわかりませんという小樽帰りの私に、 フロントレディはにっこりと 「ご苗字だけでも結構ですよ」
●だから、苗字も知らんちゅーに。
●んだば一足先に 部屋 へイン!
●ぎゃーーーーーー。 めちゃめちゃ カックイイ。 でっかい部屋。テレビがふたつもある。お風呂が、トイレがオサレぃ! 洗面所からクローゼットから 全部あけながら歩く。
●そこへピーンポーンと 仁賀&しま登場。 さくっと用意して、午後7時待ち合わせの走れ走れコータローへ向かおうとしていたら さっきまでご一緒だった人から電話。 「めぐっちさーん、私の車の中に、熊印焼酎お忘れですよー。 フロントに預けておきますねー」だと。
●だから かっこわるすぎ。あたし。
●「王子会館」という場所へタクシーで行くのに、堂々と前を向いて 声高らかに「王女会館!」と運転手へ命じる仁賀。 シンデレラ願望があったとは・・・。
●お店に入ると、ずらーっと知らない人ばかり。 ブルーのYシャツ爽やかなこっぱげがたおやかな笑み。それ以外知らない人。
●でもよく見ると、金髪で白いうわっぱり着た、外国の給食のおばちゃんみたいな ちびっこがいた。モヘジだった。
●知らない人の前に、にごと二人で座る。 私のトイメン者が「みなみです」と。
●みなみ? みなみ?!みなみしゃあああああああああん!!! このあたりから、私の脳みそのボルトが緩み始める。
●そのお隣はやぎママ!お子達の年齢から察して もっといってるのかと思ったら わっかーい。
●みなみにゃんたが、すんごいかわいい手描きイラスト入り封筒をくれた。 お手製のブックエンド。かたつむりが2匹。つのだせやりだせはビーズできらきら。 女の子だっ。わたしが790年前に忘れ去った女の子のなせる技だ! かたつむりは、「つむ吉」と言う名前らしい。 にゃんたもイメージはうすばかげろうだったが、会うとしゃっきりしゃきしゃき アスパラガスだ。おいしそう。
●「あぁ〜ん。めぐっちってもっとずっと年下だと思ってた〜。 メールでえらそうなこと言ってごめんねえええ〜。20代と思ってたのぉ」 とにゃんた。 合ってます。正解です。言うな。しかも2回。はたちだから。
●走れ走れこーたろーで、ラム刺しを頂く。うおおおおおおおおお!うまい。
●こっぱげから 本を頂く。
●その作者様が ふらっと入店。サインをしてもらう。 嘘みたいな話。
●だんだん入り乱れてきた。隣のモヘジの垢抜けしたスタイルをつっこむと、 「髪?あぁ白髪が多くてな。」 純白の、紐のデザインがついたジャケットを誉めたら 「これ?ダイエーで1980円。」 あんたは、田舎のおばはんか。
●まだまだ知らない人がいる。 とてもかわいい女性が まるで口をきかなくてもすむようにか でかい封筒に全員の名前を 書いて、会費を徴収している。後に彼女がかの有名な麦ちゃんだと知る。 あの、寝巻きから昇格したワンピースで札幌を闊歩する麦ちゃんだ。今のところ普通に見える。
●最後の知らない人は おっかさんだった。 噂しか知らないが、ほげんこつ笑顔が素敵な人だ。もっと喋りたい。
●にごが、「みなみさんは武家の奥さまで、やぎママは商家の女将」と例える。 その瞬間、二人とも髷を結って 渋い色の着物姿に見える。にご うまい!
●それにしても、いつ見てもモヘジはジョッキを持ってる。
●ふと気がつくと、私の帽子をかぶって、私のハンカチをヒラヒラ舞わせて 舞踊する麦ちゃん。あぁ やっぱり。
●いい感じで酒池肉林状態。 清楚な奥様たちはかぼちゃの馬車を運転する時刻のようだ。散会。 馬車の御者のような私たち(にご、こっぱげ、モヘ、目口)は すぐ向いのビルで 2次会。モヘがずっとしゃっくりをしている。 箸を十字に組んで、ジョッキのビールを飲もうとするが、向こう側から飲まず 普通の飲み方をするので、ちっともしゃっくりは直らない。 それでは、ただ箸が邪魔な罰ゲーム。
●2名が気絶。
●その店 何かが旨かったが、思い出せない。
●気がついたらホテルの部屋にいた。 先に帰っていたしまっちょんが開けてくれた。 うへへ〜 と酔っ払いご帰還。 にごは、道で寝なかった自分をずっと誉めている。
●ホテルで 余韻にひたる。 みなみにゃんたから頂いたブックエンドを「かっわいいよなぁ でん吉」 と愛でていたら、にごとしまっちょんから同時に「つむ吉だから!」とつっこまれた。 いつのまに、脳内改名したんだろう。
●このペースで書いてていいんだろうか。
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