ずっとずっと わたしは「不充足感」という言葉を自分のコーチに言っていた。
○○の資格も、△△の認定も 受験に今ひとつ腰があがらずほったらかしだし。 よって勉強も遅々として進まず 手もつけてない有様で。 自分のクライアントとのセッションも気が重くなる始末。
仕事だって、中途半端でやり遂げた達成感がないし、 などなど 口から言葉をだだ漏れさせていたら 「子供がいない不充足感」に行き着いた。
正直 子供が今居たら 大変すぎる。 なのに、授けてもらえなかった運命 ゆーても詮無いことを ぐずらぐずらと その他黒い感情 人への恨み辛みが 日常ちゃめしごと。
コーチは 根気強く私のダメダメ光線につきあった。 そして、
私が気付いたものは 自分の中の「枯れ井戸」の存在
まったく用をなさない、真っ暗な穴しかない井戸に 板でフタをしているのに 事あるごとに板をはずし 井戸に小石を落とす。
悲しいよう 辛いよう 苦しいよう いやだよう その思いを小石に込めて ぽちゃんという音が聞きたくて井戸へ落す
でも それは底のない古井戸。まったく水の無い枯れ井戸。 不毛な作業を繰り返し その度に泣いている。まだそんななのだ。
そのエネルギーたるや 原状回復するまでにどれだけ力がいるか。 ゆうても詮無いこと。それを繰り返し、エネルギーを無駄に使っている。 ゆうても詮無いことは 詮無いことなのだ。 そのエネルギーを他に充填したら ごっつい大成するんちゃうのん。
ついつい 暗いものに焦点をあててしまうのは 私の悪いクセ。 ただ、暗いものが見えるというのは 周囲が明るいから。 光が無ければ闇が見えない。 はっきりくっきり暗ければ暗いほど 今私は光の中にいるのだ。 これは すごいことなのに 気が着かなかった。
今日、ある人が、 「婚約者が子供ができないかも」という問題を私に言った。 自分は子供が欲しい。長男でもあるし。と。
まったくもって 頷けた。 女は子供を産む道具じゃない とか 彼女のこと自身はどうなのか とか
そんなことじゃないんだ。 子供が欲しい その気持ちは 人間の本能なんだ。 だから 私はチクンとせずに頷けた。
わたしは おそらく昨日より3ミリは前進した。
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