私がDJとしてデビューしたのは、fm osaka。 fm osaka時代の話はいろいろあるのだが、 今日、生放送をしながら思い出したことが。
大学を卒業する年の2月に、オーディションを受け、合格した私に 本番まで残された時間は、2ヶ月を切っていた。 「しゃべる」ことに関しては、全くの素人である私は、 最低限のレッスン・・・と言うか、練習のようなものを fm osakaでやっていた。 基本的には、番組のディレクターがついてるんだけど、 たまに、先輩DJやプロデューサーが立ち会って、指導してくれることもあった。 よく怒られたのはC氏だ。 デビュー後も聞いてないようで放送を聞いてくれていて、 「自分の名前を言わなさすぎ!」とか、細かい注意をよくしてもらった。 そのC氏に「誰に向けてしゃべってるんや?」と聞かれたことがあった。 「自分が最も聞いてほしい人をイメージしろ!」 今では、ある意味当然?番組のカラーやターゲットとなる年齢を意識して トークの内容を考えるのは、当たり前のことだけど、 その頃の私は、ただラジオでしゃべれることの喜びに浸り、自分の話をしたいだけ・・・だったのだと思う。 その時、私の中で漠然と「10代の女の子に憧れられるDJ」と言う目標!?を 掲げた。
ラジオでも本でも、自分より年上の人が話すことに興味があったし、 そういうのを耳にしたり、目にしたりすると、 「かっこいいなぁ。あんな人になりたいなぁ」とかよく思ってたから、 自分もそうなりたいと思ったりした。
あれから、6年。 最近、私のところに10代の女の子から、たくさんのメールが届くようになった。 「ちかよさんは心のお姉さん」 「ちかよさんの全てが私の憧れ」 「受験生の私にとって、ちかよさんのラジオだけが楽しみ!」
DJになった頃のことを思い出した。 技術的なことは全然身につかず、悩みの尽きない毎日だけど。 DJになってよかったって思える瞬間が、今日の放送にはいっぱいあった。
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