雑記

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2009年10月18日(日) 強風の中北京観光

寝る前にそういうメールが来てたような気がしたので、朝早く出張者に電話して確認して、今日はお客さんと観光で北京行くことになった。もう一人の駐在とタクシーでホテル寄って、大まかに予定決めて出たのが9時過ぎ。天津駅からCRH。天気は良くない。

国慶節前に開通した地下鉄4号線のおかげで、北京南駅からなんぼか楽に市内に移動できるようになった。いやまあ行き先決まってて面倒ならタクシー乗っちゃうから一緒なんだけどさ。4号線つうのは初めての民間による会社らしく、券売機やら自動改札の指南とか要員なボランティアが各所に配置されてたりする。ホームにも拡声器を持った黄色シャツがたくさんいて、並べだの別れて乗れだのとにかくやかましい。客も客なのでやかましいいろいろは途切れることがなく、とにかく騒々しいとしか。西单で1号線に乗り換え天安门西で降りる。

日曜だったり一応観光シーズンらしく、天安門広場だのはえらい人だかりが。地図だのなんだの売りつけるのも物凄い数で、普通に歩いててもいろいろぶつかってきて鬱陶しいことこの上ない。まだまだ60周年色バリバリで、ニコニコしながら五星紅旗を配ってるように見えるおっさんも多いが配ってるんでなくて金取られるので全部何もかもスルーでOk。
天安門広場は何度か来たことあるけど、今日は観光なので金払って故宮博物院入る。身分証の提示はなし。今は観光シーズン価格なので60元/人。昔は外国人価格が別だったそうだから、これでもマシらしい。


いろんなとこで見たことあるような眺め。太和殿つうらしい。結婚式場みたい。名前が。
入り口の午門から神武門まで門抜けて殿の脇を抜けて、という道のりで1時間は確実にかかる。どれもこれも古い建物の中に豪華そうな椅子だの机だのがあるだけ。何が面白いかどうかはどうでもいいんだ。そういうもんなんだろうし。熱心な外国人向けには多分ほとんどの言語対応な音声ガイドのプレイヤーも貸してもらえる。

神武門抜けてそのまま道を渡ると(渡れないので地下道)景山公園がある。2元払って景色のいい所に歩いて登れる。ルートはいくつかあって、最短最速の階段はさすがにきつい。でも揃いの帽子をかぶった中国人団体旅行者などじじばばも果敢に上り下りしとる。

てっぺんから紫禁城方面。この時くらいから異常な強風が吹き始め、砂が舞い上がってえらいことになりはじめる。

下山する頃には十分昼過ぎで、空腹やら砂まみれになってるのやらでいろいろ気分的にアレな感じに。挙げ句タクシーは捕まらず、バスは違う場所行っちゃったりもうどうにもこうにも。北京なんぞ全部お任せなわけだがやっぱ調べるのは必要だなあつう当たり前のこと思う。
結局最近キレイになったとかいう前門大街の全聚徳行ってみるが、昼営業終わりだからお手軽メニューしかできんとか言われ、脇に入ったとこで小さくて見た目あんまりだけど人はかなり入ってる店に烤鸭やら炸酱面やら看板あがってたので即入店、北京ダックとジャージャー麺と他いろいろ頼んどく。正直北京ダックは苦手な料理でこういう機会がないと絶対オーダーしないんだけどこういう機会だからこそうだうだ言わず名物料理を騙されて食わないといけない。
そういうもんだと思い込んでこその観光だと決めてかからないといろいろ無理です。

風はますますひどくなってて、昼飯食ったばかりとは言えもう夕方だし帰る。帰りのCRHは予想通りずっと速度規制な200km代だったけどそれでも10分も遅れず着いちゃう。鉄道によらず中国人による運行システムなんてのはハナから信用してないがこれはすごい。安全かどうかは別にして。天津も酷い風でようやく捕まえたタクシーは道沿いあちこちから飛んでくる何かを踏んだり蹴ったりしながら走る。腹一杯だししんどいし解散。

帰ってきたら予想通り隙間風最高潮なうちの部屋寒い。


次郎吉 |MAILHomePage