雑記

ここに掲載されているテキストはフィクションです
DiaryINDEXpastwill


2009年05月09日(土) 初ひとり北京

天気よろしくないが昼頃出掛ける。何年住んでようが出不精は譲れないわけだが、先輩と会う予定ができたのでなんとひとりで北京まで行くわけですよ。空港以外の北京なんて行ったこともないのに指定された場所にちゃんと着くのかどうなのか。

家の前からタクシーで駅まで。顔見知りの運転手に今日は会社じゃなくて站なんて言ってみても1文字がすんなり通じないんだ。街中混んでるけどと言われるので快速路経由で30分くらい30元少し、高い。
駅あがると風すごい、んで寒い。半袖失敗かと思うくらい。中国の駅はなんでこう連休でなくてもいつも人一杯なんだろう。ベイジンだハルビンだ叫んでるダフ屋も少なくないけど、いつも旅客が多いんだ。切符売り場の行列とかその辺で寝てる人とか。券売機でさくっと切符買って、駅に入るのにセキュリティーチェック受ける。ちゃんと見てるとも思えないし面倒臭い。


天津駅。日本型の車輌は京津城际铁路の運用から外れてるとかなんとか聞いたけど居ますね。
14:50の1等買ってみた。69元。日本と違って1等と2等の差がそんなにない(2等は58元)ので、人少ない方がいいんですよ。でも座ったらすぐに席変わってくれとか声かけられ、ああ今日もよく分からないけど声かけられまくる匂い出てんだろうなあとか溜め息。券売機のシステム見直すべきです。軌道と客やかましいけどすぐ着くのでどうでもいい。

北京南駅。目的地は決まってるので地下のタクシー乗り場で直行でもいいんだけど、メールやらTwitterで諸先輩方のアドバイスを聞きつつ帰りの切符買うついでにバス停とか見るだけ見とく。タバコ吸うのが目的なんですが。北京は天津から見ればずいぶんキレイな街で、なるほどタバコの吸い殻とか痰吐くのとか皆さんちゃんとゴミ箱を利用されるんですね。普通のゴミ箱だけど。どこもタバコ押し消した跡が痛々しいのはそういうことですが。まあゴミ箱巡回の頻度が非常に高いので燃えたりしないんだろうなあ。行き先の判らないバスが発着する様をぼんやり見つつ、やっぱり地下のタクシー乗り場行く。なんとかっつう多分インチキ日式ラーメン屋が作りかけだったの思い出して、んでメシ食ってないなあそういやと期待したけどやっぱ開店してなかった。

タクシー乗って、一番近い地下鉄の駅行ってくれという。走り出して何号線だ、ってんで10号線だったら変な顔してる。目的地も聞くのでそこまでタクシー乗ってけよ速いよとか言ってるけど、乗換りゃいいからとにかく一番近い地鉄の駅で良かったんだけど、、、街中もやっぱり北京は天津よりキレイだなあとか思う。砂っぽいしホコリっぽいけど。ずいぶん走るので目的地まで行っちゃうのかなあと思い始める頃環状線降りて駅に到着、10号線劲松站。25元。なるほど工事中の10号線の起点の駅らしい。


券売機機で買った非接触型のリサイクルな切符。ブレブレ。どこでも有人の切符売り場の方が混んでるのはありがたい。
ここまでのタクシー正解だったのかなんなのかわかんないけど劲松から目的地の三元桥まで2元なので正解だったんだろう。工事中の路線が全部開通すると南駅からも利用できる(4号線と14号線?)ようになるみたいだけど、こりゃ東京並みに乗換の知識を必要とする複雑さですね。
地下鉄にも要るのか要らないのかわからないセキュリティーチェックがあり、なかなか面倒臭い。地下鉄は普通でした。北京は外人一杯です。日本人とか多分中国人もそうだけど、外人てのは特亜+日本以外の外国人のことみたいです。

すんなり目的地の三元桥到着。有名なチェーンのホテルとかがある。程なく先輩に何年ぶりかで会えて、先輩の会社の店で飲んで話して。こっちも負けないくらいいろいろあるけど、しばらく連絡取ってないと皆さんの近況いろいろわかんないもんでいろいろビックリしたりいろいろ。死んだとかそういうのじゃなきゃいいですけど。にしても北海道の下宿飲み会が地元以外で行われるようになってずいぶん経つけど、ついに海外進出なんて思うと感慨深いもんがありますね。最終少し前の切符持ってたけど間に合わない程度にまで続いて、んでまた次はみんなで中国でやりましょうとか言いつつバタバタとタクシー乗る。
北京南駅まで最終には間に合ったけど50元くらい。買い直した終電の切符が69元。

天津帰ってきてまた少し腹減ったのでいつもの店寄って少し飲んで食って、また中国人に絡まれつつ早めに帰る。よし、北京ひとりで行けたぞ。えらい俺。


次郎吉 |MAILHomePage