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朝飯もバイキング形式なので食い過ぎる。朝飯自体食う習慣ないのにたまにこういうことして半日具合悪くなる事は十分に判ってるのになあ。いいから朝はちゃんと食えとか簡単に言う奴には近寄らないに越した事はない。
少し前に約束してたように今日は遠い親戚と山登る予定で、遠い親戚ったって出入りの業者と会社の上司で先輩と、どちら関係も僕個人の付き合いはあんまりなんだけどまあいいや。
朝ゆっくり待ち合わせて、途中で母の車を置いて親戚の仕事兼用古いピックアップに乗り換える。行くのは赤兎山とかいう山を一般向けな小原コースで。簡単な地図だけ見てると距離と時間だけならまあここ何年かの運動不足分をあわせて考えても十分お手軽コースのはず、だったんだけどとんでもない。小原林道という、場合によっちゃその気がなくても簡単にはまれる、崖下にダイブできる道をゆっくり30分ほど走って登り口まで。雨の後だったもんで、一見水溜りのように見えてもとんでもない穴ぼこだったりするそんな道。喋ってると確実に舌噛む。これでもすいぶんマシになったらしい。
登り始めが9:30頃、関大の遭難騒ぎで有名になった大長山への分岐を通ってまあ普段パチンコ屋へでも行くような軽装で、は実はそんなに問題でもなく、とにかく慣れない山道でおっかなびっくり歩いてるだけで一杯一杯。特に山頂手前の岩が多く地面に見えている場所は勾配も急でロープもなく、おいおいここ本当に一般向けなんか、とか。のぼりの時点で岩場から転がり落ちる事ばっか考えてつつ、息を切らせなんとか登る感じ。
予報では雨だったが、途中白山の山頂が見渡せるほど天気は良かった。日差しが強くなるにつれ周囲の紅葉の鮮やかさも映えるようになる。
小1時間ほどで山頂に着き、11:00頃避難小屋まで。うちの家族は山登っても軽食しかとらないんだけど、同行の2人はそれぞれコッヘルを取り出しガスをつけ、で袋の焼きそばなぞでそれっぽく広げてそれっぽくメシ。まだ前の晩の胸焼けが残ってて正直辛い。

頂上から白山方面。わからん。

頂上から少し降りて避難小屋方面。
両親は明るいうちに車で帰るつもりというか座ってるとさすがに寒くなってきたのでとっとと降りる。山は登りより下りが辛いのは判ってるが、それにしてもひどいくらい足がよろしくなかった。判ってて避けるつもりだった泥沼に足が入ってしまったり、足裏だけでもそれを洗おうと川の水面に足を伸ばしたつもりがやっぱり足が入ってしまったり。まあそれでも下降りてきたら普通に歩けるようになってたから、歩き方どうこうより体力の問題なんだろうなあ。
14時頃解散。両親はうちに少し寄って、温泉にも入らず帰ってしまう。
いやあ。やっぱり山はいいよ。相変わらず気付くの遅いよ。