近くの神社で拾ってきた木の実。
□ カヤ (Torreya nucifera) □ スダジイ (Castanopsis cuspidata var. sieboldii) □ マテバシイ (Pasania edulis)
有り難いことに、そこの神社は鎮守の森として残されております。
カヤ、スダジイ、マテバシイ、コナラ、クリ、クヌギ、ミズナラなどのドングリは、私たち日本人のご先祖さま(縄文期)が主食にしていたそうです。 栽培せずとも、時期になれば上から食物が落ちてくるわけですから、自然植生の中で生きることは、保存と調理方法さえ身につければ想像以上に豊かなものかもしれません。 先人の智恵をとり入れることに抵抗のある人間が多い現代では、自然の実像と本質に触れることのないままにそれらを破壊しつづけています。 回復システムとしての自然の容赦の無さ、完全なる秩序を感じとって初めてその尊さも理解できるというものでしょう。 「自然保護」という言葉は、人類が自然から切り離された存在だということを暗に意味し、それこそ自然との隔絶宣言と聞こえてなりません。
狩猟採集で生活しているアボリジニーは、1日の多くの時間を歌、踊り、民芸品の製作に充てているそうです。
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