潔 ノ 森

2003年06月04日(水)

去年から山野草、ラン、サボテン以外は黒土主体の用土を使っている。
購入する用土は、黒土と堆肥(市で作っているもの。街路樹の剪定した枝や給食の食べ残しを完熟発酵させている。安くてかなり良質。)のみ。
黒土 : 完熟堆肥 : 枝炭 : ダンボール
枝炭は年末に剪定枝を焼いた自家製。
枝炭、ダンボールは使いきれないほど出る。
この4つの素材の組み合わせと割合を変えて全ての鉢物に対応。
結果は良好。
もちろん改善の余地はあるが。
赤玉が生理的に受けつけなかった(笑)理由が裏付けられた気がする。
なにより根グサレ激減。
これは意外でもあり予想通りでもある。
おそらく時間の経過と共に、鉢の中で生態系ができあがり、それによって腐敗菌などの特定の菌やバクテリアの爆発的繁殖が防げられるのだろう。
地上部も地中も、清潔に消毒すればするほどそれが崩れた時の代償は大きい。
ここにも「共存」というキーワードが隠されている。
「清潔な用土」
不毛な響き。

黒土。豊穣の証しの黒。
そこに植えられた根の成長は緩やかだが、時間が経つほどに鉢の中の生態系と共に複雑に絡み合い息づいてゆく。


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