シオの日記

2006年10月04日(水) 歩く!考える人

最近はもっぱら車での移動が多く、
移動距離も長いので仕方ないとはいえ、
自分の足で歩くことが非常に少なくなったと思う。
まあ、少なくなったといえど、多分仕事柄一日1万歩近くは
歩いていると思いますが。。。

今日は、理由合ってバスで駅まで行く必要がありました。
歩いて5分ほどのところにバス停があります。
一時間に一本しかないバスに乗り遅れてしまったのです!

あ〜あ、と思いましたが、
最初っからバスの時刻もチェックしていなかったので、
まあ、駅まで歩いていきますか。
とぼちぼち歩き始めたわけです。

もともと歩くのは嫌いじゃなくて、
お散歩も大好き。

いつも車で運転しているその道も歩いてみるとなんだか新鮮。

あ、ココって火花散らして、製鉄してるんだ〜
あ、へちまの花?咲いてるvvでっかくて黄色くてすごいすごい〜
地面の感触。
ぼこぼこしてる。
足元に注意して、ヒールが排水溝の穴にはまらないように(笑)

地に足が着いてる感じ。

いつもが浮き足立ってるって?
いやいや、そうじゃないけど、
空は青いし、人は生活してるし、植物は育ってる。
普段同じ道を車で走っていても、
空の青さも、人が仕事に励んでいるのも、草木の移り変わりも、
風の強さも、虫の鳴き声も、花の香りも、
一瞬で流れ去っていく景色の一つでしかなくて、
ましてや、車は閉め切っていることが多いので、
匂いも風も音も、気に留めることなく。

車は安全運転だから、それどころじゃないし^^;

結局駅までバスだと5分かせいぜい10分のところを、
30分かけてあるきましたけど、
なんだか楽しい時間でした。

時間のある、休日にしかできない贅沢な時間の使い方、なのかな?

たまに歩くと、いろいろ考えます。
車ではそんなに深くいろいろ考えることはないけれど、
(安全運転で、気にしなきゃいけないことがほかにあるしね)
歩いていると考えに没頭しても、
せいぜい躓くか、電柱にぶつかりそうになるくらいでしょ^^;

来年、今の職場で3年目を迎えることになります。
来年のことを考えた面接が近々ある予定です。

どうなのでしょ?

仕事は続けたいけど、やりがいもあるけど、
今の先生のやり方ってあんまり好きじゃない。
急性期の病院ではあるけど、もっと地域密着型の、
ちょっとホスピスっぽいところのある病院だったけど、
そんな高齢の方にそこまでするの?!って医療。

最近考えてしまいます。

ああ、S先生!帰ってきて〜〜〜〜〜><

以下は反転すると尊厳死、DNRについてのちょっとした
私の偏見?が記載。気になる人はどうぞ。
しかし、高齢者も高齢者、超高齢者についての見解です。

DNRという言葉があります。
Do Not Resucitate(蘇生処置拒否指示)
ぶっちゃけ、100歳のおじい様が復活劇を遂げることは
めったにありません。
あったところで、生かされている状況はきっと変わらないでしょう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
DNR指示は「治療拒否」を意味するわけではありません。
むしろ、心停止後の蘇生だけを拒否する指示といえます。
それ以外の治療(抗生物質治療、不快感や痛みを和らげる治療、
輸液、透析、人工呼吸器の使用など)は、必要に応じて提供されます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
メルクマニュアル家庭版, DNR指示 9 章 法的問題と倫理的問題
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec01/ch009/ch009g.html
より抜粋〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その通り。
積極的に死への道を勧めることは私たちにはできません。
しかし、無理やり薬で血圧を上げて、
心臓に鞭入れて、がんがん働かせて、
一般床のDNR終末期患者なの???
っていうほど、たくさんの輸液ポンプという機械たちに囲まれて、
なんだかな〜という気になります。

寿命を延ばす技術はどんどん進歩しています。
私たちは、それをやっています。
でも、それは治療なのか、いたずらに寿命を延ばしているのか。
私にはときどきY先生のやり方に疑問を持ちます。
必要のあることなのか??
マニュアルどおりにやってるのか??

できるだけ本人が楽にイケるようにして欲しい。
それが大概の家族の希望です。
先生。
自分の親をココまでしたい?
自分がこんなになって、ココまでしたい?

時々、自分もそうやって振り返って、
自分のやってる看護を考えるときがある。
ひどいなぁって、思うときもある。
前、先輩たちとも話してた。
「看護師って絶対みんな地獄に行くよね!」
笑い話だけど、気管内吸引という非常に本人にとっては
辛い処置を私たちの病棟はやっていない看護師はいないと断言
できるほど行っている。
しなきゃ窒息死するし、仕方ないのだけれど、
自分がされたら耐えられなくて絶対に暴れる!って話してた。
手のかかる患者になるよね〜って、笑い話


先生にも、そうやって振り返るときがあるのかな。


普段、長時間歩くことってあんまりなくなっているかもしれない。
医療の現場はシビアじゃなきゃいけないのかもしれない。
甘ったれたこといってんじゃない!って言われるかもしれない。
理想なのかな、幻想なのかな。
テクテクあるいて、自分について、周りについて、
普段とはちょっと違ったスピードで、
考えてみると、何か違った考えが見えてくるかしら?


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