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■ 『東京物語』
ヒゲがあるとか毛深いとか、ましてや耳毛までふさふさしてるオトコ。人間だったら性格がとてもよくてもソレだけでマイナス要因になりそうだけど、猫なので、今日もそそくさと会いに出かける。どうせ出かけてしまうだろうと踏んで読書用の本も持参したのに、その気配なし。寒いからかなーと思ったら、今日は朝帰りだったらしい。
丸くなって寝てると、さらにチビ化してかわいさ倍増。おまけに、添い寝なんかしようものなら、ぴったり密着してくるし。もうそれだけで充分幸せ。
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きいろくん、お昼寝中に、小津安二郎の『東京物語』のDVDを鑑賞。50年前の映画があんなクオリティで楽しめる時代がくるなんて、さすがの小津さんも考えもつかなかったであろう。
時代と共に変わりつつある家族のかたち、というテーマをたんたんと。笠智衆とか杉村春子とか山村聡とかが出てるけど、当然みんなひどく若い。お姑さんにつくす嫁役の原節子はなんだかホントにスゴイ。小津安二郎お得意の低いカメラアングルでアップになり、あのやさしい声でなんか言うたびに、背筋がぞぞぞーとしてしまう迫力がある。でも、あんなヒトは世の中には存在しないと思うよ、ホントの話。
2004年05月05日(水)
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