| 2002年09月19日(木) |
デビルマンの話の続き |
片腕の痛々しいデビちゃんをみて、読んでみようと思った永井豪作品「デビルマン」
地球は、もともとデーモン一族の星だった。それをデーモン一族が眠っている間に人間達が横取りし、汚してしまった。 怒ったデーモンは、下等な生き物〜人間〜を、滅ぼそうとする。
しかし、デーモン一族はそれより以前に、創造主〜神〜によって、その余りの醜さに「失敗作」とされ、滅ぼされかけた。 醜いから、という理由だけで命を滅ぼす神に対して反旗を振りかざした天使、それが後の悪魔の王サタン。
人間を滅ぼしたサタンと戦い、息を引き取る寸前のデビルマンに、サタンはこう告げる。 「命をかけて守った地球・・・地球を汚した[人間]を、滅ぼす事にした。だがそれは、神がデーモンを滅ぼそうとしたことと同じ行為だった・・」 「力の強いものが、弱いものの命を、権利を、奪って良いはずは無いのに。ゆるしてくれ・・・」 上半身だけのデビルマンの亡骸の横で、涙を流すサタン。しかし、そこに神の軍勢が静かに押し寄せていた・・・ そこで物語は終わっている。
サタンは人間の心の弱さを知り、ほんの小さなきっかけで人間全体を自滅へと追い立てた。 「自分の体を悪魔にのっとられてしまう恐怖」 「他人から悪魔と間違われてしまう恐怖」 「悪魔に対する恐怖」・・その感情を植え付けただけで、あとは人間同士が勝手に殺し合いをはじめる。 「恐怖から逃れるため、自分が恐怖を与える側に廻ろうとする」 〜悪魔狩りにあってヒトの手で惨殺された「人間」達の無残な死体をみてデビルマンは、苦悩する。 「人間の作り出した地獄は続く。世界中の人間の命が果てるまで」
人間を滅ぼしたデーモン。今度はデーモンが神に滅ぼされてしまうのかもしれない。
人間の作り出した地獄は続く・・。 生き物の命すべてが果てるまで、この光景は繰り返されるのだろうか?
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