東行庵の軒下で

2002年08月04日(日) 後のさみしさ

昨日に引き続いて、今日もワイワイ楽しかったんだ。

でもさ、必ず「終わり」っていうのがあるんだよね。

明日がこなければイイなんて、ライブ以外で思ったのって初めてだった。

帰り道、チョット年式の古い車に乗ってる方に送ってもらったんだ。そう、この前の小説・・(日記なのに小説なんて乗っけてる私・・なんてやつだ・・許せ)のモデルになった56年式の車。

バッテリー上がりと思いこんで、押しがけしたら吹き上げてしまって、そのとき以来、何よりも水の確認をしている・・という、あの車。

水温計、なにげにみたら、限りなく{H}に近い!!
「水温計が!!」といっている間にも、大変なことになっていく。
高速を降りて、道端に止めボンネットをあけると、もう何か吹き上げた後が見え、ゆっくりとキャップを緩めると、赤茶色の液体がドボドボでて、滴り落ちていた。
そして、更に緩めると
「どびべっ!!!」
と、液体が拭きあがり、まるで車が喀血したようだった。

同乗していた方が、トランクから水のペットボトルを持ってきて
「流れ出るほど水は入ってたのに、・・・・・・こりゃ〜なんか詰まってたんじゃねぇの?」
「おととい、確認したんだけどね・・・紅いのは錆かもね」
男二人がエンジンルームを覗きこんでさ。

「・・あ〜あ、俺よりコイツのほうが、根を上げたんかなぁ・・もうダメってことかなぁ」なんてこぼしたのを聞いたら、なんか寂しくなっちゃって・・

♪こんなこといつまでも 長くは続かない
いいかげん明日のこと 考えたほうがイイ♪

「どうしたんだ お前までそんなこというの??」


紅い水で汚れた車体を拭きながら、少しだけ泣いてしまった。



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