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| 2005年04月09日(土) ■ |
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| 『あるべき終戦』へ導く、その鍵を握っている。 |
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*ローレライが止まりません。 映画からというミーハーな読み出しではありますが。 活字というのはというか、今まであまり自分に合わないものを読んでいたのか、頭の中で映像に変換できんかったのです。 妄想が得意な私としてはあるまじき、であります。 しかし今回は映画を先に見たせいか、リアルに映像化できて大変楽しいのです。 なりきりメルもポロ子がしてくれます。 艦長以外全部ポロ子で。笑 今文庫で三巻目です。ちょうど広島に原爆が落ちました。 フリッツもえー!!!!と大騒ぎしていた私も、さすがに軽い口をたたけんようになりました。 それは小説の中であっても、実際に私が今生きている日本であったことで、今もなお人に物にその爪あとを残しているものです。 死を受け入れる前に炭化し粉砕された…悲惨で悲惨で。 これからもう少し、その昔の日本の姿は、パウラの神経から筆者の筆を介し小説をたどって私に色々考えさせるんでしょう。
また、いままでで印象深いのは、大人が言っていることが子供社会にも混じり、いじめだったりを引き起こしたり、というあたりでした。 最初もいいところなんですが。 それでも子供は子供なりに考え、お国の為の何たるかをおおよそ子供らしくない言葉を使って、子供らしい感情を乗せているんだと思いました。 ふと、短大の時の先生がした、軍医のおじい様の話を思い出しました。 終戦とラジオが告げるその直前まで、黒板の上に飾られた日本最高位の肖像画と同じようにすばらしいと囃し立てられていたおじい様が、敗戦と同時に非難されたという話だったと思います。 なんだろう、私がその場にただの民間人としていたらどうだっただろう。 軍人だったら、子供だったら。 考えると止まらない思考は、ただただ気だるさになって、ずっと頭の一部を占領しています。
色々に考えながらフリッツにも萌えんといかんとは、なかなか難しい。 不謹慎な上に台無しでスイマセン。汗 フリッツ、映画に出てきたら二時間じゃ終わんない…ショボン 因みに、折笠フリッツ・田口フリッツ・絹見フリッツあたりで、激しく。 フリッツがとにかく可愛くてしょうがないのです。 ローレライの話をしていると二言目にはフリッツ。 殴られるフリッツ。 誤るフリッツ。 縛られるフリッツ。 嘲笑するフリッツ。 走り出すフリッツ。 歌いだすフリッツ。 船酔い止めとうそを教えるフリッツ。 おもむろに脱ぎだすフリッツ。 沈黙に耐えられないフリッツ。 工具箱にご飯をつめて持ってくるフリッツ。 小さいころのフリッツ。
萌える…! 役者をつけるならと考えていたんですが、私の頭にあるあの人、名前もどんな役をやっているかも忘れしまったあの人…! 軍帽の下からのぞく鋭い目が想像できるのですが…! ああん、フリッツ萌える!
機会があれば、映画を是非! はじめ10分足らずで泣き出した私は、化粧がすべて落ち、泣きつかれて帰ってきましたんで!笑 潜水艦映画に外れはないとよく言ったものです。 大きい画面ほどCGも気にならんと思います。 地元にきたらまた行こう…!
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