ユミ的理想生活。


サイショ。 サイキン。 モクジ。 メル。 桃来夢。 Weiβ祭。


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天和津ユミ
メル



2001年08月29日(水)
夢の話。


夏休みもそろそろ終わる。
今日も暑い。
お昼過ぎのじっとりとした暑さに私は悶えて寝そべりながら
おととい買ってきたアイスをかじった。
「ユミ、電話。」
「誰?」
「えりこちゃん。」
母がはいと電話の子機を差し出す。
どっこいしょなんて掛け声を掛けながらゆっくり起きると
早く出なさいと母に怒られた。
電話はそう長くなかった。今日は暇なので遊びに行くという内容。
「あとね、大事なこといってなかったのよ。」
「あ?」
「・・・あたしねー、実は・・・龍なの。」
「・・・そっか。」
別に驚くことでもない。ふつーの事だった。
それを今まで隠していたことがどうやら彼女の負い目だったらしい。
秘密なら誰にだってある。
それが自身のことならなおさら言い出しにくいなんてわかってる。
そんな風に言うと何処かほっとした声でうん、といった。
えりこちゃんは飛んでくるからと言った。
勿論早めに来るとか言うことでなく、文字通り「飛んで」来るのだ。
「窓から見ててね。」
そう言われたのでもう無くなったアイスの棒をくわえて窓枠に頬杖をついた。
空が身震いするほど、蒼い。
ともすれば黒にさえ感じるそれにぽっかり雲の白が主張をしている。
ちくしょう、早く秋になれ。
そんな風に毒付いていると、雲の合間にきらっと光るものをみつけた。
段々近づいてくる。・・・龍だ。
雲よりも白い腹を翻して優雅に飛んでいる。所々に青い宝石の様なモノが見える。
私はなんだか感激してしまってぽろりとくわえていた棒を窓から落とすと、
転びそうになりながらサンダルを履き、車のエンジンを掛けて飛び出した。
小中学校の通学路で歩きなれた道を車で飛ばす。
頭上には白銀に輝く龍。暑い日差し、蒼い空。
わくわくする。
何処までもいける、そう思った時前方にそれを遮るものを発見した。
道路工事だ。男がが近寄って来た。
「すいません、通れないんで違う道から行ってもらえますか?」
私はしぶしぶ車を降りるとご苦労様ですと頭を下げた。
男もすいませんともう一度会釈をする。
手頃な小道もないし、Uターンが面倒だな。
そう思って車に向き直ると私は車に向かってそっと呟いて手を翳した。
途端、車は赤い自転車に姿を変えた。
そう、えりこちゃんが龍でも別に驚きはしない。
かくゆう私も魔法使いなのだから。
自転車に跨りながら頭上を見上げた。
するとえりこちゃんはすいっと私の後ろのほうまで降りてきていた。
にっと笑った気がして、私もよっ、と声を掛けた。
龍は白く光る腹をくるりとバク宙をするように翻した。
すたりと私の自転車の二台に立つと同時に元の人間の姿に戻った。
「おあいこか。」
「まあね。隠してたわけじゃないんだけど。」
二人で顔を見合わせてふっと笑うと、私は前を向き自転車を漕ぎ出した。
何にも変わらない今日。
強いて言えば、この夏一番の暑さだったということだけ。

*と言うような夢を見た。
何か小学生向けの少し不思議なお話のノリ。
勿論私とホワイトことえりこちゃんが出演。
しかし、よりにもよってえりこちゃん龍ってどうよ。
日本的な感じの龍でした。ながーいの。
アレですね、何に影響されているか分かりますねすぐ。
千と千尋の神隠しと読んだこと無いけどかなり気になっているハリー・ポッター。
映画化とかされるって聞いたけど、見たいなーと思ってます。
昔、魔女になろうと必死で頑張っていた(本とか買ったし、ホウキで飛ぶ練習もした)
ころが思い出されてなかなか懐かしい感じの夢でした。
空、飛びてー・・・
この夢をバイト先で話したら、何かイイ事が起こる前触れなんじゃないの?
と言われた。龍だし。
アレかなー?
企画が知らないうちに出来ちゃうとか、天禁の衣装を上手く作れるとかかな?(無いって)

*長くなったのでラクガキお休み。
イイ夢を、見てください。