なんだかな。。...アソウ ケイスケ

 

 

夜 - 2002年04月20日(土)

夜は一日のうちで最も考え事に適している時間だと思う。
理由はいくつかある。

第一に静かであること。第二に暗いこと。第三に時間が取れること。

静かなことは、黙って考えている間には必須である。
邪魔されず、ゆっくりと思考を繰り返せるから。

暗いことも重要だ。周りが明るいと、余計な物が目に入る。
一つのことをじっくり考えるのに、余計な物が目にはいると考えがそれてしまう。だから暗い方がいい。むしろ、写真の現像に使う『暗室』並の暗さでも良いんではないかと。

時間が取れるのも重要な条件だ。
バイトの休憩時間に考えても、すぐに時間になってしまう。
邪魔が入ってはいけないのである。だから夜はいいのだ。



と言うことを、窓から夜の街を見ながら考えてみた。
我が家はマンションの5階にあるので、かなり遠くまで見える。
遠くのビルの明かりを眺めたりしながら考えてみる。
窓枠に頬杖ついて考えてるときはなかなか良い時間だ。
夜風が涼しく感じるのも、昼間の暑さからだろう。
正に夜はベストな時間だと思うわけ。


これが、次の日が学校とかバイトだと良くない。
なぜなら、頭に学校のこととかバイトの事が出てくるから。
そうすると、自分の好きなことだけを集中して考えられない。
この兼ね合いがまた微妙なんだよなぁ。。


考えるのにかなり良い環境にいたことがある。
高校2年の修学旅行で沖縄に行ったとき。
季節は秋なのに、半袖で平気な位気温は高かった。

その日泊まったホテルのベランダの手すりに頬杖をついて考えた。
目の前の海の波音と強い風の音やヤシの木の揺れる音。
こんななかで、ぼーっと考え事をしていた。
内容はあまり覚えていない。きっと大した事では無かったはず。

でもこれだけはしっかり覚えている。

「この感じは、"真冬の蜃気楼"があってるかもな」と。


"真冬の蜃気楼"は、桑田佳祐が歌うバラードの一曲。
ちょっと切ない感じが気に入っているのだけど。

歌詞をちょっと書いてみよう…



SAUDADE〜真冬の蜃気楼〜

街は今カーニバル 胸躍る夜は
終わりなき夏の夢を見る

壊れた指輪も小さな思いで
人恋しさに泣き濡れる
バスを待つターミナル 霧雨のウルカ
最果ての空に誰がいる?
海鳴り聞こえるホテルの小部屋で 激しい愛に抱かれたい

コルコバートの丘に立ち 茜色の空模様
都会じゃ見れない魔性の陽をあなたにあげたい

人はどうしてどうしてあてもなく
過去への扉を叩いて生きるの?
今はこうしてこうして 追いすがる
風立つ真冬の蜃気楼

待ちわびたカーニバル 物憂げな夜は
打ち寄せる波が騒いでる
国際電話が最後のお別れ 冷たい膝を抱き寄せた

イエマンジャーの歌が好き 海に宿る女神の
都会じゃ癒えない旅情の音を 静かに聞かせて

人はどうしてどうして 絶え間なく
今来た旅路を振りむくものだろう?
夢がどうにかどうにか 叶うなら
アフォシェの魔法で逢いましょう

人はどうしてどうしてあてもなく
過去への扉を叩いて生きるの?
今はこうしてこうして 追いすがる
風立つ真冬の蜃気楼



すごくこの曲があってると感じたんだよなぁ。


またあの沖縄に行きたいと思う。
そんな夢にあこがれるのも悪くはないはず。
あ…もう2時だ。。


...




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