YUCHIKOの音楽とおでかけキロク★
ゆちこが行ったライブレポート・舞台の感想・CDの感想・大好きなアーティストについて。そして映画の感想やあっちこっちにお出かけしたキロクなどを書きつづります。

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2005年06月03日(金) 映画を観てきました〜真夜中の弥次さん喜多さん〜

ご存じクドカンの映画初監督作品。
私はどっちかというとクドカンというよりは原作者・しりあがり寿のファンなのでどんなもんかなあと思って。結構楽しみな組み合わせではあったんだけどなにしろこの原作。
いかなしりあがりファンの私といえどもあまりに『読んでて気持ちが悪い』作品で。買ったはいいけど売っちゃったという代物だったので「あれを映画化ぁ〜?!」って。(^.^;)

で、観た感想としては。
すばらしい!!あの“しりあがり漫画”を見事にそのまま映像化!
なんか、漫画をそのまんま画面で見ているみたいな気持ちになりました。漫画とテンポが同じって言うのかな。もしかしてアニメ化するよりよっぽど成功してるんじゃないだろうか!…ととにかく感心。特に畳の部屋を弥次さんが布団に寝たまま横にすごいスピードで流れてくところ!最高ー!)
ところどころキモチワルイ映像が出てくるんだけど、これ多分、漫画そのまんまなんだろうなぁ…みたいな感じだったし。(ホラ私、原作だいぶ昔に売っちゃったし)とにかく漫画のイメージを映像にする部分ではイメージ通りの仕上がりになっていたんじゃないかと思いました。

内容はと言うと、う〜ん、魂の救済みたいなテーマだからー、人それぞれみたいな部分もあるしー、しかも何となく尻切れっていうか主人公2人にご都合ぽかったのがスッキリしないところではあったんだけどー。それにいろんな宿場を転々とするうちどんどん無理のある設定になってきてたので入り込め無くなっちゃったというか。有り体に言うと飽きてきちゃったっていうか(笑)画面暗いし。
前半の訳わからなさで押しまくるところはとても楽しかったです。(^.^)
序盤の『現代風にバイク・電車で行こうとする』という部分は私はちょっとしらけちゃったけどね。でもあの二人がバイクでまた旅…っていうのがこの映画のウリだった気もするから仕方ないか??

とりあえずですね。面白かったです!でも、やっぱクドカンはドラマの方が集中力が保てて、私としては良いかなと思った!!
しかしこれ以上上手にこの原作を映画で作れる人もいないと思った。これはこれで良し!(>v<)d

映画をもう一本〜Shall We Dance?〜

リチャード・ギアのシャル・ウィ・ダンス。
彼が『日本版は完璧だったからそのイメージを崩さないように演じた』みたいなことを言っていたとおり、すでに観た人からは「やっぱ…日本版の方が面白かったかな」という感想が出されていたのですが。
うんとね。
私は正直言うと、リチャード版の方が好きっす!(^.^)
なぜかというとねえ・・・日本の映画って、なんだか観てて“生々しい”っていうか。なまじ日本の風土が解るからなのか見慣れた風景だからなのか日本語だからなのか、とにかく大概の日本映画は“生々しい”。
その生々しさが良いものももちろんたくさんあるんだけど、周防版にあったみたいなダンスを踊るときの「日本人のちょっぴりエロティックシーン」っつーのが私はどうも嫌いで。生臭さが漂う感じの生々しさ。
ハリウッド版は外人だからなのかそういった湿っぽさがあんまり感じられず、確かにダンスシーンはもともと絵になる人種だから日本版より面白味に欠けるかもしれないけれど、ジェニロペの心の傷とか登場人物達の抱える問題が少しずつ解決してくところとか、かえってカラッと観れて気分が良かったです。
まーちょっと乾き気味だったリチャード夫妻が最後デロデロにラブラブに二人で踊りまくるところはちょっと引いたけど…(笑)そこまでやんなよ見たくないよみたいな(^.^;)
確かに見終わった後は日本版が見たくなる。
う〜んでも大貫妙子の上品なテーマ曲が流れる、映画の全体的な雰囲気としては確かに日本版の方が“完璧”かなあ?

ま、どっちにしろそれなりに面白かったですよ。
私外国のアクション大作とかCG駆使な壮大もの、あんまり好きじゃないのでこういったシンプルな画面の映画なら大概楽しめますです。


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