思い立ったが吉日

2007年12月04日(火) 『上杉三郎景虎』読了


予告どおりお休み遊ばしましたよ、営業さんが!

しかも2人とも(爆)

おかげで今日も素敵に遠隔操作されてました(苦笑)


ワタシに風邪をうつしてはマズイという理由で休んだAさんはまだいいとして、先週末に
出勤した分の代休を取ったBさんに至ってはちょっと待て!と云いたい。
どうしても今日じゃないとダメなのか?
べつに明日でもいいと思うんだ、というか他の日にしろ!
拠所ない事情があるなら別だけど。
でも、お願いだから休んでる時くらい遠隔操作するのはヤメテ下さい!


*****


さてさて。
先月の12日から毎日少しずつ通勤の合間に読み進めていた『上杉三郎景虎』ですが
本日ようやく読了しました。
某サイキック小説のおかげで読む前から凡そのあらすじを知っていたとはいえ、改めて
三郎景虎の生涯を読んでみると戦国の世に翻弄され続けた一生に胸が痛くなりました。


以前も書きましたけど、景虎が側室の子ではなく正室の子であったら。
あるいは稀代の聖将・上杉謙信の生き様に心酔し、かの人と同じ高みに登ろうとしなければ
違った結果になったのかもしれません。
三国一の美貌と謳われた容姿と、聡明で真っ正直な人柄が仇になったというか、もう少し
要領よく立ち回っていれば御館の乱で命を落とす事もなかったのでは・・・。
内乱が激化する前の段階で早々に景勝と和睦しておけば、大切な妻子も小田原から
付き従って来た家臣も死なせずに済んだのに。
まあ、ああいう不器用な生き方しか出来なかったから仕方がないのかもしれません。


仮に景虎が景勝と力を合わせて謙信亡きあとの越後を守ろうとしても、樋口兼続と
直江信綱が許さなかったと思うし。
この2人、まだ20代前半なのに既に歴戦の武将も真っ青なくらい腹黒なんですよ。
景勝も冷酷で怖いけど、この2人が加わると腹黒さ10倍で、ま〜さ〜に天下無敵(笑)
どんなに景虎が頑張っても勝てるはずがない。
兼続と信綱の手腕が冴えていると云えばそうなんですけど、ホント笑っちゃうくらい
御館方の武将が寝返っていくんです。


そもそも春日山城の武器庫を景勝方に押さえられたのが痛かったのですが、最大の敗因は
やはり実家の北条の援軍が越後に来なかった事でしょうか。
景虎自身、戦況を見誤ったり家臣に対して心を開かない頑なな一面があったり等々
大将として至らない面もありましたけど、景勝と対等の条件で戦っていれば形勢が逆転
していたかもしれません。
せめて兼続や信綱と張り合えるくらいの軍師が景虎の陣営に居れば、北条軍が越山して
来るまで持ち堪えられたのでしょうけど、揃いも揃って肉弾戦に強い家臣ばかりで頭脳派の
人間が居ませんでしたからねぇ。
仮に武田の山本勘助ばりの軍師が居たとしても活躍する場は限られていたかも。
景虎って養父の謙信に負けず劣らず謀が嫌いでしたからねぇ(苦笑)
たしかに「義」や「秩序」って大切だと思うし、志を貫くのは素晴らしい事だけど時と
場合によると思うの。



あとはアレですね。
実家の北条の当主が氏政じゃなくて氏照あたりだったら、真っ先に援軍を送って景虎に
加勢したのでしょうけど。
そうなると越後は相模の属国になってたかも。
でも氏照だったら「じゃ、兄ちゃんは帰るから、頑張って亡き謙信公のような立派な
国主になるんだぞ」
と云ってすんなり小田原に帰りそうですが(爆笑)



*****


作者のあとがきを読んで驚いた事が。
単行本で出版した時に一部の熱烈なファンから非難されたそうです。
なんでも景虎が側室の子であったのと、彼自身が側室を持った事が耐えられなかったとか。
その方たちの中では景虎は北条氏康の正室の子で、兄弟はみな仲が良いという設定
なんだそうで。


それって、いったいどこのサイキック小説ですか?(笑)


こんなの景虎じゃない!と悲嘆する気持ちも分からなくはないですが、だからといって
作者に突撃するのはどうかと・・・。
『炎の蜃気楼』って良くも悪くも多大な影響を与えた作品なんですねぇ。
かくいうワタシもその一人ですが(笑)


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近江まほ [MAIL]

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