不純な動機でこの本を読んだ。
（一説によると、某Ｋ極先生の小説登場人物のモデルが作者だから・恥）

非常に後悔した。
作者についての余計な情報がある為自分の感想に自信が持てないのだ。
まっさらな、何も知らない状態でこの小説を読みたかった。

最後の『生きている渦巻』は、読んでいて辛かった。
小説＝小説家と捉えるのは早計だと分かっているけれど
こんな風に世界を感じていたら、確かに生きづらいだろうと。

そんな雑音に囚われて、果たして自分の感想が、本当に小説の感想なのか疑問。
関戸先生に本当に申し訳ない事をしてしまった。

何十年かあと、そんな記憶も、本のタイトルも忘れた時に再度読めたら。
その時にも素晴らしい小説だと感じられたら。

関戸先生の小説をもっと読みたかった。
残念です。