HIT AND RUN
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2005年04月29日(金) ARABAKI

いやーーーーー、帰って来てお風呂入って、ひととおりサッパリした所です。
あぁ、ホントに疲れたー。やっぱ夜行バスで帰宅しなくてよかった。

アラバキは結構過酷でした。
まず、4月下旬の仙台(しかも海沿い)では予想だにしなかった気温の上昇。
いろんな所で詰めが甘い。

今日は6時26分、大宮発のやまびこ号にて仙台へ。
新幹線到着前に、自由席の乗車率は現在120%ですーとのアナウンス。
座れるわけもなく、指定席の通路で体育座り。しかも膝を抱える状態で。
宇都宮駅でやや降りて、そっからは膝90°で座れる。
尻肉は痛いは、膝の裏は圧迫されて相当つらい。

8:00仙台に到着する
もう新幹線ですっかり疲れてしまった私は、仙台駅からのシャトルバスに乗ろうかな…と思うも
バス乗り場等を調べてこなかったので、駅周辺のバス乗り場をぐるっと見回した感じ、見つからなかったので
そもそも私がそんな芸当できるわけがないと多賀城廻りのルートを選ぶ。
多賀城駅からもシャトルバスが出ているのだが、小さな駅なようなのでバス乗り場も容易に見つけられるだろう。

多賀城駅に到着して、コンビニ(一応NEW DAYS)で飲み物とウェットティッシュ購入。
値札が手書きでビビる。レジももちろん手打ち。
バス乗り場は駅の外にあった。一目瞭然でわかる。
そこは大行列。バスに乗れるのは何十分後なのだろう??って具合。
しょうがないけどバスの列に並んだ所、横目をチラリするとタクシーの行列が。こちらは車の行列。
15分くらいって書いてあったからそんなにかかんないだろうなぁ…と思いつつも
なかなかタクシーに乗って行く人がいない為、なんかコワイ。
バスの列に並んでいる前とか後ろの人を誘ってあいのりした方がいいんじゃないかなーと思い始める。

2人組がついにタクシーを使おうとした。すると、後からもう2人が追いかけてあいのり交渉。
なるほど、そうすればいいのか。
しばらく様子を見ていたら女の子2人組がタクシーの運転手に値段を聞いていた模様。
やや戸惑っている様子。自分の中でGOサインが出たので、「タクシーいくらぐらいかかるんですか?」って
聞いたら1000円前後だっていうから、あ、そんなもんか。と思い
「じゃあ3人で割って行きませんか?」という事で交渉成立。
彼女らは千葉から来た20歳前後の銀杏BOYZのファンだという。
ジャパン系フェスにはちょこちょこ参加してるみたいだけど、共にアラバキは初。
どうなんだろうねーって感じで話しながら、入場するまでご一緒させてもらった。
ハタチ前後のガール達に何のためらいもなく「お姉さん」と言われた。
そうさ、もうすぐ24歳さ、そうなんさ。

あちこちに長蛇の列がある。どっちに並べばいいのかわからん!
そして、案内が不十分。全然わかんない。
まず、一旦公園の敷地を迂回させられてからチケットとリストバンドの交換
これが、ホイホイと渡していけばいいものを、わざわざテントの下でお姉さんが腕に巻いてくれる。
そんぐらい自分でできるしー。巻いてあげなきゃ起こる不具合ってそんなに無いでしょ。

で、腕に巻いてくれた後、今度は別の列に並び、それから入場。げんなり。

まずは荒吐ステージに行きたいので、地図を見てみると、ぎゃー反対側…。
ここで銀杏ガールズとはお別れ。

会場全体が縦と言っていいのか横と言っていいのかわからないがとにかく細長いのと
そこにステージを4つドンドンドンと置いた形。
会場内をズンズン進んで行くと、ステージが意外と小さい事と(ひたちなかのレイクよりも全然狭い。)
足下が全体的に枯れた芝生とか駐車場みたいな石がゴロゴロしてる所だったり、
みんなが移動してるだけで土ぼこりが舞う状態。ウーン、これはきついなぁ。

とにかく朝から虐げられて虐げられて…(加藤)やっと荒吐ステージ到着。

荒吐ステージでは、まずGGKR feat.堂島孝平
まさみん達は最前列にいるよーとの連絡は受けてたので
私はとりあえず後ろの方で見て終わってから合流しようかなと思っていたら
すいません、入場に手間取りながら到着したんですけど
入場開始後3〜40経っているであろうのに、どんなに後ろに並ぼうと2列目です…。最後列は2列目です。
しかも、最前列組のお友達の方が次のステージの勝手にしやがれのファンなので
その時に戻ってくるという事で最前列を譲り受ける。

まずGGKRのメンバーが登場、っていうかアイゴンがいる事にビックリ。
この間のAXの時いなかったから、今日もいないっていう刷り込みがされていたんだけど
昨日LOSALIOSだから来ていて当然なのにねぇ。なんで気づかなかったんだろう。
やっぱあの人おもしろいです。
普段見るときはLOSALIOSの時がほとんどだから、さすがにそういうキャラでは出てないんだけど
ほんと面白いおっさん達でした。
1曲インスト曲をやってからスタッフに肩車されて堂島くん登場。
この人見る度に、体型がネズミっぽいなぁといつも思う私。
本物のネズミじゃないよ。トムとジェリーのジェリーとか、チップとデールとか
そういう類のキャラクターっぽい感じがする。全体的に。
はじめちゃんはいつも目がギョロリしてるイメージだったのに終始眩しそうな顔をしている。
途中で我慢できなくなって隣のまさみんに「なんであんなにシジミ目なんだ」と訊いたら
「普段活動してない時間帯だからだよ」との応えが。なるほど納得。

このステージが終わってから一呼吸置いて、屋台に買い出しに。
しかし、お昼前という事で、どのお店もすごい列。
作業動線を全く考えていない店舗が多くて、あーあ、これじゃ客が捌けないだろーって感じ。
屋台のカウンターで調理をしたり、盛ったりしながら、注文を取って会計もやるって無理だよ。
作業台は奥に、注文会計は手前で役割きっちり分担!
行列ができてるのに、全然進まないところとかが多かった。
あとは、天候がもうこの時点で長袖は着れないくらい暑い事で、
寒いかもしれないという予想で発注をかけていたのかソフトドリンク類は軒並み売り切れ。
という訳で、仕方なく(え?)アルコールに走る。
ひとつのお店で「大盛り」やきそばと「氷結」を買って上機嫌。
あとはジンギスカンも食べた。
ひたちなかでは「みなと屋」で食べたいものがあるから〜とか、色んな物をちょこちょこ食べる
パターンだったんだけど、ここでは常に行列の為、買える時に買え!食える時に食え!が鉄則。

おなかいっぱいになったら、もうスカパラの時間が近づいていたので多賀城ステージへ行く。
その途中でビールを追加投入。ちょっとほろ酔い加減。
スカパラはやっぱフェスだと男の子率がUPする。フェスの場合って残念ながら
素敵な男すぃは少ないのでみんな容赦なく突進してくる。なんとなくの雰囲気だけで歌う。
もうそれは仕方が無いので、自己防衛。とりあえず、肘テツ喰らったり口ぶつけて切ったりしないように気をつけている。
(私はするどい八重歯があって、1〜2年前にライブでは無く、別件でぶつけた際に
唇を切った。中からも外からも血が出たので慌てながらも、何を思ったかピアスを突っ込んでみたら
見事貫通してたのである。あ、やっぱり開いてるよ!って思った。もう跡形も無いけど)

あとは土ぼこりがもうすごい。それを全部吸い込んでしまうわけだから喉がもう大変な事になる。
もう、今日はこれ以降頑張る事も無いし、と踊りきった。というか途中で荒くれ男すぃ共に
こなくそー!と思いセンター前列に負けずに突進して行ったのである。
最終的には冷牟田さん前の3列目くらいにいたよ。加藤もよく見えた。
加藤の腹どころか、ズボンのウエストからチラリとパンツが見えましたよ。黒でした。
よかった。靴下みたいな柄じゃなくって。ってあほか、自分。

終わったら、みんな土ぼこりで顔真っ黒。
ウェットティッシュで顔を拭いて、何の気無しに鼻の穴を拭いたらすごい真っ黒だった。
そして、体が水分を強烈にほしがっていたのでかき氷の列に並んだのに、
氷が欠品中らしく、不在。それにも関わらず行列は続く。
何時来るのかわからないので、しばらく待ったけどあきらめて別のところへ。
とにかく水分…とビール。
スカパラ後で炎天下でビールって…

シートに戻ってビール飲んでたら、まさみんが氷結2本手に戻って来た。
というわけで氷結もまた飲む。いろんな不具合から目をつぶる為の酒になりつつある。

その後は THE BAND HAS NO NAMEを見る。その頃はもうかなり酔っていたので
以前の活動を知る由もない私は全部知らない曲でもお構い無しでフラフラと踊っていた。
民生さんがこのステージ名の「鰰」がお気に入りなのか「アラバキー!はたはたー!」とコールしていた(笑)

そっから移動してグループ魂。
かなり遠くから見ていたんだけど、もうホントにアホだねー
途中で、もう新幹線の時間に間に合わなくなるため退散。
タクシー乗り場に向かう私は背中で「竹内力」を聞いてニヤニヤしながら会場を後にする。

ところが、タクシーで駅に着いたら電車がちょうど出てしまって、15分待ち…
うーん、次の列車だと仙台駅でかなりダッシュしなければならない。
なんたって、到着時間と新幹線の発車時間の差がたった2分なのだ。2分!
一応ダッシュしたけど、もうだいぶ飲んでる身なので頭がガンガンしてきたので
次のやまびこでゆっくり帰るか…と思い、おみやげや、弁当(牛タン弁当にしようかと思ったけど
「さわやか義経弁当」というすごいネーミングセンスの弁当を買ってしまった)
そして、また氷結と「はじめ」を買って準備万端。
それから、一度食べてみたかった蔵王チーズも数点購入。
でも、また座れなかったらどうしようという思いが強くなり、窓口で指定席券を買いたいと
聞いたら、なんかまだ発車してないのでこのまま乗って下さいと言われる。は?
もう発車時刻から10分も経ってるじゃん。
電光掲示板を見たら、17:53発のやまびこの後に、17:24発の私が乗るはずだった
はやての名前がまだある!どういう事だ?と、その辺の駅員さんに聞いてみたら
こまちが信号故障で遅れた関係で35分遅れなんです、申し訳ございません。と
つまり、まだ券は生きてるって事です。やったぁ。
だったらもうちょっとゆっくりできたじゃーん。と、早速余裕モードに。
新幹線も3列シートの窓際で私だけだったし、広々。

車内販売でなつかしの南部美人が売っていたけど、さすがにあんたもう酒やめなはれと
もう一人の自分に止められて、買ったチーズを早速ムシャムシャ食べた。
そんな具合で無事帰宅。
いやー、本当に疲れたっす。

アラバキはホント見直さなくてはならない部分がいっぱいだったなー
アナウンスで水分を十分にお取り下さいって言ってるけど、お茶とかジュース類は
売り切れてるし、飲み物だけササっと買える屋台が無いし
まだ酒に逃げれる人はいいけど、きちんとした未成年の子や酒飲めない人はきつい上
水場もトイレの脇に手を洗うためのような所があるのみ。
(タンクに溜めてある水なので、飲用はあやしい)
缶は持ち込み禁止のはずなのに、氷結は缶のままの販売だし
今回、気候が読めなかった部分も充分あると思うけど、毎年同じ時期にきちんとやれば
おのずと傾向は見えてくる訳で、お客さんもリピーターなら自分で工夫できるようになるし
情報も広がると思う。公式BBSで仙台在住の人が前日に気温リポートをしてくれたり
そういう情報が本当にありがたかった。
ほんとに、ひたちなかには甘やかされてるってわかってるけど、どうしても比較しちゃう。
それだけ比較対象にしたいくらい、ジャパンフェスを意識してるイベントのような感がして
そうなるとここは付け焼き刃的な印象がすごくする。
フェスがここ数年で本当に普及しているって事は、参加者の目も肥えて来ているということ。
売れてるアーティストを揃えて、ステージ数を増やせば集客はアップするだろうけど
ライブで盛り上がってる人たちだけがフェスのお客さん像ではなく、芝生の上で寝そべってる人や
自然を感じたり、普段なかなか食べないものを食べたりしている部分にも焦点を当てて欲しいと思った。
それができないのなら、いっそ室内でやってくれた方がまだいい気がする。
「誰それのライブが最高だった!」っていう感想なら、ライブハウスでだって聞ける訳で
主催者側は「来年もこのフェスに来たいな!」って言葉を求めなければならないと思う。


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