Have been recalled.
koara



 また、ね。

半年振りにニ連休。
また、考える時間が増える。
長い休みなんて嫌いだ。


ある本を読んだ。
いや、見た。
気持悪い・・・
ナンデこうも、掘り下げていくのか。
知らないウチにドンドン触れられていく。
そして。捲られていく。
塗り替えられていく。
灰色のノイズ交じりの色に。
いくら掻き毟っても取れない。
いくら叩いたって壊れない。
いくら望んだって治りやしない。

似たような経験があるのだろうか。
あぁ、思い当たる節はいくつか。
でも、どうもうまく思い出せない。
小学校3,4年くらいからか。
その前はあまりにぼんやり過ぎてよく分からない。

殴られてた。
気に入らないことがあったら。
しなきゃいけない事を、しなかったら。
蹴られた。
言う事を聞かなかったら。
ちょっとだけ、悪い事したら。

うっすらとだけ、憶えている。

窓から、大事なもの投げられた。
冬の雪が積もる道に裸足で放り出された。
言う事聞くまで。
許してもらえるまで。
ずっとずっと。
言う事を聞かなければならなかった。
良い子で居なければならなかった。
機嫌を損ねてはいけなかった。
家は一番嫌いな場所だった。
自分が自分でいられなくなる場所だった。
やりたくないことをする場所だった。
泣き喚いたって無駄だった。
もう一人が、此処で出来上がってしまった。

痛みは感じなくなった。
鈍感になってった。
心は閉ざしていった。
知られたくなかった。
本心というものが無くなった。
自己主張は消え去った。
望みも消えてなくなった。

信じるって言葉が分からなくなった。
何かが欠如していると感じた。

今、また、閉ざそうとしているのだと思う。

色んなものが怖くなる。

人が怖くなる。

笑い方も・・・




今も、あの言葉が消え無い。
『BYE BYE』

許してしまった。
ゆえに。
近く、痛かった。

受け入れて欲しかった。
あのままずっと止まって居たかった。
全てを捧げてでも、欲しかった。

キシミダス。

信じられるわけなど無い。

2003年02月09日(日)
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