天然工房☆手塚美南子の激動ぐーたら日記♪
日々いろいろあるんだよ。ってこと、書いてます。劇団の裏話とか!?
お楽しみ下さい☆ミ

2002年11月23日(土) さよなら、CHANGE!

昨日KAIUNの衣装を作っていて、気がつけばもう、朝の5時。
おいおいまともに寝てないといけないのに……
ということで、1時間半でも、寝ないよりはいいだろうと、寝る。
リンちゃんモーニングコールありがとうね!

起き出して、準備の最終確認をして、9時過ぎに出る。
途中に、パン屋に顔を出すと、特に仲のいい、かずのちゃんと、きらちゃんがいた。2人は私を見つけると、手ふってくれて、朝ご飯に私がパンを買うと、きらちゃんがしっかり割引してくれて、ホットオレまでプレゼントしてくれた。「がんばってきてくださいね」とのコールも嬉しい♪

そしてかずのちゃんとすこしお話。彼女、いま凄い頑張っていることがあって、凄い嬉しいことを聞けて、私俄然やる気が出てしまった。「(ホットオレ)のむ?」といってくれたのだけど、今さっきもらったよ、と言ったら「お代わりで、もってって」とまたも作ってくれて、ありがとう(^O^)2人のパワーをもらって、上野駅に向かう。

常磐線という頭があったんだけど、実は特急で、ホームが全然違ったのね。
駅構内でクリーミーパンプキンシュークリームをGETしてホームに行くと、
前回のCHANGEで「年と苦労が顔に出ない」山本先生役の大介くんが、スーツ姿でお出迎えしてくれた。
こうしてみると、本当にサラリーマンのようだ(笑)
大介くんとも、気がつくと6年くらいの付き合いなんだよね。

今日は電車で、横山さん、横山さんのマネージャーさん、青沼さん、お子さんのひろきくん、塚本さん、うすいさんが、先生(笑)に引率されて向かうのです。が出発10分前でもだれもこない〜と電話にかぶりつく、大介くんでした。

しかしみなさま無事に乗車。一路、石岡へ!本当は電車の中で眠ろうと思ったのだけど、そんな暇もなく、あっという間に到着。
いしおか、少し、寒い。ちょうど一年前くらいにここの風土記の丘で撮影をしたことがあったんだけど、その時も異常に寒かったよな……なんて思いながら、引率されて石岡市民会館へ。

周りは静かで、大きい木が生えている。椎ちゃんのようだ。
中へはいると、西東京の子供たち、MMCの男性陣、女性陣みんなが動き回っているところ。みんなに、挨拶して回って、舞台上に、篠さんや、ユキノさんも見つけて挨拶。どうぞ、よろしくお願いいたします。
舞台では、ひさびさに、しいちゃんが組み立てられて、枝葉を生やしていた。ひさしぶり、しいちゃん。よろしくね。

会場は凄い広い。800人は入るという市民会館です。
ロビーにはいろんなお花がいい香りで咲いていました。

ちょっと外に出て、大きな木の元に行き、しいちゃんのイメージをふくらませて、木と会話してきました。

もどると、すぐにマイクリハ。歌のリハ。衣装つけての場当たり、即座にゲネ開始。お弁当を頂いたけど、みんな朝から食べる暇もなく動いている。
なんかゲスト扱いで、いるのが申し訳ない……合間を見つけて、腹ごしらえをする。エビフライが入っている弁当でした〜♪おいしかったっ!

ゲネ開始で、諸処の問題が出てきて、それを対処しつつ、通しました。
普通の芝居は、たいてい、自分ので意外は、袖で見たり、考えたり出来るんですがミュージカルはかなり違いますね。
なんといっても、マイクの受け渡しがある。
ちゃんと表が出来ていて、このシーンが終わったら、誰に渡す、ここから、誰々からもらうと、全部で10台くらいのマイクで、使い回しがあるんですよ。1つのシーンで、全力出し切って、ぜーはーぜーはしてても、「まいく!!」と誰かに渡さなくちゃいけなかったり。衣装の中につけているのでそれをいかに早く、うまくとるかが課題(笑)
あと、早替え(30秒で着替える人とか)の補助に回ったりしていました。

ふとみると……なんと今回のCHANGEは参加してなくて、12月のGIFT組で東京に残っているはずの、るみ葉が来ていた!
「往復の交通費3000円。そう考えると、芝居一本見に行くのと同じだな、入場料ただだし。とおもって。」と来てくれたのだ。
なんと心強いんだ。ありがとう。

あっという間に、本番会場の時刻。
ばたばたと本番。いつの間にかロビー開場していて、お客さんの声が聞こえてくる。

今回のCHANGE。これが最後だ。再演の予定もないし、これを再演するのは、他のゲストさんたちの都合があるので、なかなか難しい。シスター石原ともお別れだ。悔いのないように、頑張ろう。そんなことを思って感慨深くなる暇もないくらい(笑)、あっという間に開演時刻。

楽屋にユキノさんが現れて、「これが最後ですので、思う存分楽しんでください」と言う言葉を残して、出ていった。
今回も、舞台中でみんなで手をつないで、想いを1つにした。みんなでぎゅーっと手を握りあっているときに、タミ役のひかりちゃんが一言「眠い……」で思わず爆笑。あれ、客席に聞こえてなかったかな(笑)さすが彼女は、女優だ!

今回のCHANGEは、私が、東京の公演を終えてから、いろんな事を知って、それを少しでも芝居にいかしたい、一念でやってみました。今まで、自分の気持ちとかでやっていたことを違うところからもってきてね。舞台裏でその為の助走をしている私は、端から見たらあほみたいでしたが(笑)新しい発見のあった、CHANGEでした……。

今回はね……ちょっと新鮮なことがあった。いつもは客席か、調光にいる、今回の潤色篠原久美子女史が、舞台裏にいたこと。
みんなの介助に回っていました。ライトで、ではけを照らしたり、着替えの手伝いをしたり。これは凄い新鮮で、そして心強くて、暖かかった。

ラストのカーテンコールは、またしても世田谷のラストと一緒、お客さんにやられた〜
CHANGEの歌と共に、お客さんが手拍子をしてくれて、それがもう、グッと来ちゃうんだよ。
泣いたら歌えないし、とにかく、このメッセージを伝えたい一心でした。
ありがとうございました、みなさん!これだからミュージカルの最後はいつもやられるんだ。

終わってからは、即座に、バラシ。私たちゲスト扱いは、終演後、片づけのみの時間でばたばたと車に積まれて駅に行く予定。
でもでも、きっと誰かがいるだろうと、外に出てみると、見終わった石岡のお客様が声をかけてくれたり、友だちが来てくれていたり、挨拶もばたばたして、失礼しました。

KAZさん、Mなえさん、差し入れありがとうございます!嬉しかったです〜
あと、にょこちゃんも、ありがとうね!見てもらえて嬉しかった、初CHANGE!誕生日プレゼントもありがとう!

あと、音楽監督の、近藤さんの姿もあった〜!ありがとうございました!
楽屋に帰ると、なんとランが届いていました……。母の友人で石岡在住の方が、わざわざ来てくださったのです。
ありがとうございますm(_ _)m

みんなとの別れも、ちゃんと出来ないまま。車に詰め込まれる。
電車組はここでみんなとお別れ。CHANGEともついにお別れ。
ホームに着くと、向こうから、さっきまで受付に浮いていた風船をもった一軍がやってくる。
稽古場に何度か足を運んでいただいた、ピースボールの方々でした。
その中に、ユキノさんの姿もあった。

ユキノさんの姿を見つけて、「今回は本当にありがとうございました」と再度ご挨拶。
最後の最後まで、課題をクリアできなくて、なんとも……だったんだけど……
ユキノさんがこんな事を言ってくださいました。「今度プロフェッショナルクラスを作ります。今回を見て、本当に、手塚さんは芝居が好きなんだなと思いました。作ったら、声かけますから、来て下さい。」なんともありがたいお言葉でした。
私、これから本当にもっともっと頑張ろう。

みなさまと電車で帰ってくる。横山さんと、共演できることももうないんだろうな……と思うと寂しい。
私は、役としても、施設長が大好きだったし、横山さん自身も大好きなんです。
しっかりと握手して、ありがとうございましたをいった。「またきっと逢えるわよ」という施設長の言葉にうるうるする石原でした。
塚本さんや、青沼さん、うすいさん、重子さんはもちろんだけど、また一緒に舞台に立ちたいです。
車両は違ったけど上野駅に着いてから、なんだかブルートレインの入線を待つカメラ小僧の群れを見て、一緒になって覗いていました(笑)そこからバラバラと解散してしまいました。なんか無邪気に喜んでみている横山さんが印象的でした。

帰ってからは…明日の準備をして、でもしっかりとご飯食べまくって……帰ってくる。今日は休日なので地元駅は快速止まらないので、わざわざ隣の駅まで行って帰ってくる途中に、コンビニ巡り(笑)

今回のCHANGE、一番嬉しかったのはね、「ミラクル」を歌うことが出来たこと。東京公演ではなかったことだものね。しかも、あの3人で歌えたのは個人的には凄い嬉しい。

『60億の人の中で逢えた
 苦しみ、痛み、知りながら生まれてきた』

このフレーズが本当に好きなの。
人と人との出逢いは、奇跡です。
60億の中の、たった一人に出会えたりすると、本当に奇跡を感じる。
だから、余計に人が好きになるんだよね。

私、自分はとても、初対面の人とうまく話せないとか、思っていたし、人付き合いが苦手なのかと思っていたんだけど
でも接客は好きで。あの歌に出会えてから、そういうことは全部取っ払われたよ。
これだけ人がいる地球という星で、たった一人に出会える。これって本当に凄いこと。
だから、すべての出逢いに感謝をしてしまう。

この、気持ちを大切に、これからもCHANGEし続けるために頑張ろう♪と思うのでした。
「いつも、ありがとう」



 きのう  もくじ  つぎのひ


手塚美南子 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加