天然工房☆手塚美南子の激動ぐーたら日記♪
日々いろいろあるんだよ。ってこと、書いてます。劇団の裏話とか!?
お楽しみ下さい☆ミ

2002年08月31日(土) 鉄格子は、自分

今日は朝9時入りだったのが30分延びたらしい。私と言えば、朝から早めに劇場に入りたくて、早めに行って、朝ご飯に、マックにするか、ミスドにするか、サブウェイにするか、スタバにするかで凄い悩んでうろうろして、結局、ドトールに行く。いって、チケットの準備とかをしたりしてね。

劇場に行って、本日はウォームアップを舞台上で出来るという。
音楽も流してもらって、発声がてらに「青い鳥」をやっているときに、演出のユキノさんが入られた。

「みなさん、あつまってください」とユキノさんのお話。

今日電車の中で見た幼児を虐待している母親の話、この歌をどんな気持ちで歌っていますか?今、何のためにここにいて、この作品をどう思っていますか?もっと勉強してください。本当に、苦しんでいる人のことを考えてください。この作品を、自分のこととしてとらえていない人が、残念ながら、います。

一番心に響いたのは「鉄格子ってなんだとおもいますか。鉄格子は、自分でしょう。」と言う言葉。


私は飛べないかごの鳥 自由に羽ばたく夢を見てる
あおい空見上げながら 心からはばたけるように
泣き叫ぶことも出来ず 飛ぶことも出来ない
ただ 今ここにいることにおびえている

雀のようにおどおどして カナリアのようにうたえない
鉄格子に囲まれ 逃げられない


鉄格子で囲んでいるのは、自分の心でしょう。
鉄格子で囲んで、私が入れないようにしている。

そう、ユキノさんはいった。
あちこちから、鼻をすする音が聞こえてくる。
私も鼻をすすりながら、涙ぼたぼた流しながら、私はいろんなことを 考えた。
そしてユキノさんはいった。

「もう一度、青い鳥を歌ってください」

まともに歌えなかった。
そのくらい、ヘビイだったのだ

そのくらい、嘘だったのだ。今までは。
(事実、私はその歌を歌ってはいないけどね)

涙が止まらなくて、隅っこにいたら、やっぱり見つけられて、抱きしめられていた。この劇団は本当に奇跡の劇団だと思う。

私は、いかにいままで嘘の芝居をしていたんだろう。もう、嘘の芝居はしたくない。

そのあと、ユキノさんに何か言わずにはいられなくて、初めて、ユキノさんに自分から話しかけた。私の中の鉄格子の一本がとれた。

ユキノさんに、ありがとうっていうことばをいいたかった。

私は、まだまだだ。

なぜ、芝居をしているのか。
それを再認識させられた。私の気持ちは1つなんだ。



その後、昼と夜と二回の公演を終えました。
発見もあったし、自分で考えて、こうした方がいいのかも、こうした方が「生きている」と思った。

生きていると言うこと。すごいことだね。

今日は、ついに、重子さんのCDを買いました。
いつも、客出しの時に売ってたりするんだけど、私たちが買いに行くときはすでに、店じまいしているから。

で、許可を頂いて、サインをしてもらいました。あと、本も買ったの。

終わってから、それを読んで、また 何ともいえない気分になった。

60億の人の中で、今、ここにいる人に出会えたこと、凄い奇跡。
改めて思った。

今日は朝家を出るとき、凄い大泣きをしたんだ。
この奇跡の時間、たからものの時間がおわってしまうことが、すごい悲しくなってしまった。

今日も劇場にはたくさんの人が来てくださいました。ありがとうございました。

いろんな事に感謝した1日。
今ここにいる劇団のみんなに出会えたこと、オーディションの声をかけてくれた篠原さん、主宰のマリさん、ゲストの横山さん、重子さん、青沼さん、塚本さん、剣持さん、石川くん、曲を作ってくれた方々、制作の方々、今、私が、ここにいる一番のきっかけになった小野さん、芝居経験をたくさん積ませてくれた、かわさきさん、星座、そして、私を産んでくれたお母さんに。

母親って凄い。

改めて、そんなことを思った。

今日は、マチネとソワレの間に、シスター草野こと、真由美ちゃんとクレープを買いに行って大はしゃぎした。久々に食べたクレープは、ブルーベリークリームバニラ。すごいおいしかった。

生きてるって、すごい。
たからものの時間は、やっぱりたからもので、今なんだね。
いつまでも、こういう時代だからこそ、忘れては行けないことなんだよね。

明日がいよいよ最終日。
自分の心の鉄格子をまたすこしでもはずせますように……

そして、見に来てくれたみなさんが、元気になってもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。


 きのう  もくじ  つぎのひ


村長 [HOMEPAGE]

My追加