なぜだろう この頃夢をよく見ている ただの夢なのか 望んでいる事なのか 懐かしい気持ちにひたりたいだけなのか
冬場枯れ木のようだったベランダから見える桜の木々たち ざっとばかりに風に巻き上げられ 道を隔てたうちのベランダにそのひとひらをざわざわと残して去っていった そしてテレビからアジサイの画像が多く届くころ わずかな隙間さえ許さぬがごとく、前のめりに手を広げ 隣の桜と競うようにして、新緑の季節を謳歌している
ひなたぼっこを楽しみにしていたベランダは階層の問題で、 思いのほか直射日光があたらない でも、広めであるということが窮屈感から私を開放してくれたりもして やはりお気に入りなのである
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