| 2008年10月18日(土) |
ごめんなさいで済む事 |
性格上、完璧にやろうとして疲れっぱなしの毎日が半年積み重なっていた ごめんなさいなんて言葉を使わなきゃならないような事をしちゃいけない 私はプロなんだから 緊張の糸が張り詰める毎日 ともすれば患者さんと会話を忘れて処置に集中しちゃう事多々あり 先輩のいびりに耐え、罠に嵌って上司の怒りを買い、先生たちからは質問に答えてもらえない事態にまでなり 結構大変だった それでも愚痴らず言い訳せずにいた このままだったら私もたないな絶対 心が病む日は近い、と思っていた
「それはごめんなさいで済む範囲?ならいいよ。人間はエラーをする生き物だから。」 体液を術後管で外に排出している患者さん。 その体液を回収している時に、床に少量こぼしてしまった。とっさに謝ってしまった私に患者さんはそう言った。なんだかこの業界は謝るのはいけない事みたいな風習がある。ようは、罪を認めたような空気があるからだろう。その空気になかなかなじめず納得できなかった私も、訴訟がからんでくるとわかると郷に入らば郷に従えになっていた。命は、物とは違う。取替えがきかない。謝らなきゃならないような事をしちゃいけない。だから安易に謝ってはいけないのだ。(変なのとは思うけど。。) 患者さんに、言われたこの言葉で私は少し肩の荷が降りた。
ごめんなさいで済む範囲ならいい。 患者さんからそんな言葉を聞くとは正直思いもしなかった。 東京にいた頃はそんな風にも思って後輩のフォローもしていたけど、そんな経験を忘れていた。 もう少し力を抜いて、仕事しよう。 入職当初、何もろくにできなかったけど患者さんへの対応だけは丁寧にしていた。このごろそれを忘れていた事に気づかせてくれた。 天使は患者さん。学生の頃の合言葉を胸に今日もがんばろう。
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