THOKOの日々

2002年09月14日(土) 彼女のこと

彼女がどうやら入院したらしかった
そして退院したらしい

理由は特には聞いていない
しかし、それを知ってから毎日寝付きが悪かった
昔の私ならどこに入院してるの?!
ねぇ大丈夫なの?
と飛んで行った事だろう。
今の私は行かないし、言葉も特にはかけなかった。
かける言葉が見当たらなかったからだ。
その代わりとてもショックだった
何もできないなぁと思ったのだ

今の私にうなるほど金があったならば入院費だって出してきっとこういったろう
「とにかく万全になるまで入院してろ」
今の私に社会的地位があったならば仕事のしやすい環境を作りだし、自分のパートナーとしてともに仕事をしこういったろう
「給料も通常通り出るし、仕事も割り振りしておいたからゆっくり静養してくれ」
今の私に権力があったならばぞんざいに扱うことなど許さないと一言周囲に釘をさしておいたろう

そう。
何もできないのだ。
そこまで考えすぎなんじゃないのと人は言うだろう
けれど、私が倒れた時に本当に何も心配しないで休んでいられるようにしてくれた人がいる
その人はそのようにしてくれた
言葉こそ何もなかったが簡単にかけられる無責任な言葉より、
心底の優しさを教えてくれたのだ
まさに身をもって

そういう人間になれたならいいけど一生そうして相手にできないのならば
それはまた優しさでもないのかもしれないけれど
甘やかしなのかもしれないけれど
その時私は自分の身を守りマイペースで周囲に心配をかけないでいる事が何よりのその人への恩返しだと思ったのだ
家族でさえ教えてくれなかった
「方法」だった


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