やが＠Eight Child の日々の戯れ言


やが＠Eight Child の日々の戯れ言

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■　【出産後述記】陣痛促進剤～出産

朝の検診。
子宮口は6センチ程度。
前日の夕方から3センチ・・たった3センチ・・。
あと4センチ・・。

一般的に分娩に必要な子宮口のサイズは、9~10センチ。
すでに破水しているためタイムリミットがあります。
破水してから24時間。
それ以上は感染症の恐れが出てきます。
おそらく破水であったのであろう体感時間は、AM 07:30。
一気に流れるような破水では無かったので、今すぐにどうこうっていうレベルでは無いらしいですが・・。
胎動や、陣痛の度に羊水が流れ出るのを感じています。

AM 10:00頃
陣痛促進剤の投与の説明を受けます。
現在も2~3分おきに陣痛がありますが・・。
大きな痛みの陣痛が続いてこない状況です。

ひどいことになってます。
このとき、赤ちゃんの心拍を計るためにお腹には計器がつけられてます。
感染症予防なのか抗生物質の投与も受けます。

PM 12:00頃
陣痛がほぼ1分置きになってきています。
大きな痛みの陣痛がくる頻度も増しています。
さすがに食事をとることもままならなくなってきました。

子宮口を広げるための注射をするとの説明を受けました。
様子を見ながら最大3回。
まずは1回目・・。
この年になって初めて・・お尻に注射をされました(*ノノ
結構痛いです；；

痛みも激しく思わず力をいれてしまい息をとめてしまいます。
息をとめると赤ちゃんも苦しいため、本来お産のために勉強する呼吸方法はここで力を外に逃がすための呼吸方法です。
もちろんグッっと堪えることができないため母体は苦しいです。

度々先生や助産婦さんが検診してくれますが、わざと子宮口を刺激していくのでその時の痛みにまた「痛い、痛い」を連発。
また、刺激されたあとの陣痛は余計に痛くなるのでさすがに憔悴してきました。

*アダルトビデオとかで「あたるの！イイ！」とか言ってるヤツがありますが
あれは絶対ウソだと実感しました。
本当に当たったら痛いよ・・マジで・・。
普通に泣き叫びます。

PM 03:00頃
いよいよ痛みはひどいことになっています。
連れが横で一生懸命呼吸を整えてくれますが、何度も泣き叫んでしまいます。
子宮口は、8センチほど。

PM 04:00頃
「あともうちょっとよ。」
「あとちょっとって？！あとちょっとって！どれくらいですか？！」
「5時か6時には、分娩室に入れるからね。」

・・・。
聞かなきゃよかった・・。
5時だとしてもあと1時間。
この陣痛を最低60回耐えねばならない・・。

PM 05:00
もう限界。
陣痛が恐怖でしかたない。
呼吸も巧くできなくなってきてます。
連れが横で一緒にスーハー言ってくれているのを辛うじて反芻する。
そんな状況が続きます。

PM 05:30
何度か質問されていた「いきみたい？」
聞かれるたびに「いきみたい」気分ってどんなだろう？と思っていましたが・・。
はっきりとわかりました。

「いきみたいです！」

そう伝えると先生が慌ててやってきました。
「子宮口 9~10センチだね。赤ちゃんの位置はまだ高いけど・・いけるね。」

準備を整えるとのことで陣痛室から消える看護師さん。
待っている時間の長かったこと・・。
待つ間にも陣痛は容赦なく襲ってくるわけです。
このときは、周りの人に殺意すら覚えました(笑

ようやく整った準備の中で、点滴台を杖代わりにしながら分娩室へ。
鼻に酸素の管がつけられ、いよいよです。

陣痛が微弱になっています。
陣痛促進剤の投与量が増やされます。
赤ちゃんの鼓動・呼吸数が下がっていると言われ泣きたくなりました。

チクリという痛みとハサミの音。
そして「吸引」という先生の指示。
一度目の吸引は、外れてしまいます。
先生や助産婦さんの白衣に鮮血・・・。
二度目の吸引。
分娩台に看護師さんの一人が乗り上げ、横になっている私の胃のあたりに乗りかかるように圧迫をかけます。

PM 06:19
ヌルッという感覚とともに体の力が抜けていくのを感じました。

無事出産。
長かった・・・。

人は、本当に感動すると涙すらも出てこないのだと知りました。
ただ呆然と看護師さんにお世話されている我が子を見てました。

赤ちゃんは少し早めに処置が終わって分娩室前で待つ連れと母にお披露目。
携帯のカメラ音を聞きながら、私は胎盤だの縫うだのの処置で未だ分娩台。
ぼぉーっと周囲を眺めると壁やらにまで鮮血(笑
スプラッタ状態・・。
立会い出産にしなくて良かったと心から思いました(笑

私の処置が終わって、連れと母が分娩室へ。
「お疲れ様」って言われてウルウル。

連れがすでに名前を連発していてちょっとだけ可笑しかった(笑
生まれたてのお嬢は、少しフヤケててむくんでいて・・。
手足にはチアノーゼが出ていて・・。
でもチアノーゼは見ているまに解消されてきてました。
ほっとした。

苦しかったねぇ？ごめんねぇ。

二時間ほど経過をみて病室へ。
一日目はほとんどの妊婦さんが興奮しちゃって眠れないのよ？
そんな台詞はどこへやら、ウトウトながらも寝てました(笑

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さすがに食べる余裕が無かった・・。
朝だけは辛うじて食べました。

朝：

白飯、お味噌汁、漬物、とり肉の煮モノ。
いいね！朝の白飯！
これぞ日本の食卓よね！
でも私はパン食が好きです（ぉ

昼:
焼肉丼みたいなのが出てきたのだけど・・。
陣痛の頻度が1分置きなもんで、口に運んだりするのもままならない。
持ち上げた体をまたベッドに戻してウンウンハァハァしてました。
焼肉丼・・・・。

おやつ:
そうそう！ここの病院は、月・水・金におやつが出ます。
手作りが基本でこの日はプリン。
この「おやつ」を決定打にこの病院に決めたのです(笑
でも食べられなかった・・・。
プリン～～～～！！

夜:
分娩室に行っていたのでやはり食べられず・・。
メニューを見てもいません；；
ただ、分娩終了後の分娩室でおにぎりと揚げ餃子みたいなおかずを少し頂けました。
多分揚げ餃子はメニューだったんだろうなぁ・・と。

2005年11月14日(月)

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初日