紅い猫の落とす影
生きた記録
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夕方
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明け方
2001年10月27日(土)
嬉しくて寂しくて
素敵な夢を見ました。
あの大きな青空で僕はひとり泳いでいたのです。
どんな海なんかより真っ青で
どんな場所よりも暖かかった。
でも僕は地上の世界へ帰れなくなってしまった。
地面を泳いでいる人間に
どんなに助けを求めても
誰ひとり僕に気付かない。
そして空は夜を迎え
どんな場所よりも真っ暗で
どんな場所よりも寂しくかった。
凍てつくような寒さに囲まれて
僕は耐えきれず涙を流した。
涙だけは暖かかった。
僕はそこでも生きていたから。
とても悲しい夢を見ました。
傀儡
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