騎馬民族

2002年04月06日(土) 暖かい眼差し

今日は札幌に帰る日だけど朝から皆でピクニックをすることになった。
姉ちゃんが凄く張り切ってくれて、東京に着いた日に私が美味しい♪と誉めていたサンドイッチをたくさん作ってくれた。
それはベーコンやクリームチーズ、トマトの入ったホットサンドのようなもの。

もう一つは初挑戦だと言って
生クリームとブルーベリージャムのサンドイッチを作ることにしたようだ。

姉ちゃんからの指令で生クリームを混ぜた。
...しかし、この家には混ぜるものが無い。
菜箸一膳で混ぜる生クリームは全然固まらないし、しかも私の混ぜ方は超ノロい。

姉ちゃん:貸して!

そう言って菜箸6本を束ねてスゴイ勢いで混ぜ始めた。

シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ

....服に飛んでますがな、姉ちゃん。

そんなのに負けない姉ちゃんはスゴイ勢いでもっと混ぜる。

シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカッ

....髪についてますが、姉ちゃん。

シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカッ

姉ちゃん:ほら、これくらいの早さなんだって!
さえ:量が少なくなってるんだけど(笑)

気がつくと姉ちゃんの顔にも飛んでいた。
ギャグですがな。姉ちゃん...。
おっかしくて二人でワザと飛ばしながら遊び心満載で完成。
おかしかったなぁ。

お弁当も持ってビールも持って、車で15分の大宮八幡宮という所に行った。
神社にお参りをして森の中を歩いて公園まで移動。
その間にもハトやニワトリがいて、ノブ君と一緒に「ポッポちゃん、ポッポちゃん。」と戯れた。

公園に着き、ベンチに座って姉ちゃん夫婦を見ているとだんだん面白くなってきた。絵に描いた家族をしているのだ。

ノブ君を抱っこしながらブランコを漕ぐすずりん。
ノブくーん。等と言いながら写真を撮ってる姉ちゃん。

うーむ。
私は一人でニヤニヤと笑っていた。<怖い
そして、すごいなぁと思った。

絵に描いた家族じゃん。

少し遊んでからシートを引いてお弁当を食べた。
サンドイッチの美味しさは姉ちゃんが朝から腕によりをかけてくれたお陰であーる。
ここでも家族3人が家族をしていた。

うーむ。
私も結婚して子供ができたらこうやってピクニックしたいなぁと思った。


ノブ君は大事にされすぎてる傾向がある。
それはノブエの子供、蓮を見て思った。
ノブ君と蓮は同じ歳。ノブエが保育所の先生だから、子供の育て方や関わりに馴れているのだと思うし何事も教えるのが上手だとも思うけれど、親がずっと付き添ってるのもどうかなぁと思った。
少し危ない所へ行くと「危ない、危ない。」と手を繋ぎっぱなしである。
少しは野放しにせんかーい。等と思ったのも事実である。
子供は転んで泣いてなんぼのもんだ。

んで、姉ちゃんに言った。

さえ:ノブくんは過保護すぎるよ。危ない、危ないってさ。
姉ちゃん:そんなのしょうがないじゃん。言ったってわかんないもん(怒

さえ:分かるよ。
姉ちゃん:わかんないよ(怒

さえ:わかんないんだったら教えてやればいいじゃん。
姉ちゃん:言ったってわかんないもん。(怒り&スネモード

人の子育てに文句をつけようとは思わないけれど
他人の子と触合う機会をこうゆう所で作った方が良いんじゃないかなぁと思うし
少しは他の子供に鍛えられた方が良いと思うし。
鼻水たらして走りまわるくらいが丁度良い。

まぁ、いいんですが。
私がその分、ノブ君を鍛えたるし。フフフフフ。(悪魔

そんな姉ちゃんとの会話があり、少しギクシャクするかなーと思ったら
姉ちゃんも受けとってくれたようで少ししたらまた普通に会話をするようになった。

そりゃ、そうだよね。
いきなり来た人に子育てに文句をつけられるんだもん。嫌だよね。
でも私もノブ君、大好きだし。
もちろん姉ちゃん大好きだし。
でも、可愛い、可愛いだけじゃダメだと思うんだ。
ワガママになりそうでさ。

って大きなお世話か。あはは(笑)

でも、やっぱりこの家族は私の理想の夫婦でいつも良いなぁと思う。
それは旦那様と姉ちゃんが二人で築いてきた家庭であるし、こんなに可愛く育っているノブ君がいるのも二人のお陰。
やっぱり尊敬。

すずりんにも今回のお礼をたくさん言って、姉ちゃんにもたくさんお礼を言った。

姉ちゃんは本当によくやってると思う。一人東京で離れて10年になる。
今も寂しい時もあると思うし大変な時もあると思う。
友達に会いたくてもすぐには会えないし、子育てをしながら仕事の遅い旦那様を待つのは本当に寂しかったり大変だと思う。

そんな姉ちゃんを私は尊敬しているし、いつでも駈けつけたいし、元気でいてくれるならなんでも付合ってやりたいと思う。

すずりんも私は大好きだ。
姉ちゃんの気持ちをいつも考えてくれている。
姉ちゃんの強い我を受取れるのも分かるのも包んでくれるのもすずりんだからだと思うし。

そんな3人に羽田まで送ってもらった。
ノブ君も頑張って歩いて1時間10分も電車を乗り継いでかかる距離をずっと起きたまま送ってくれた。

モノレールに乗った。

すずりん:タカエ見てごらん。あれが○○だよ。
姉ちゃん:へぇぇぇ♪ ノブ君見てご覧。あれが○○なんだって(ハァト


....楽しんでやがる。


明かにこの親子は「私を見送る為」では無く「電車に乗るのを」楽しんでいる。

さえ:うわっ。楽しんでるよ(笑) 
   私を送りに来たんじゃないのかしら、この親子は!

姉ちゃん:そうだよ。電車に乗ることあんまり無いから楽しいんだもん(笑
すずりん:いつも車だからねー。こうやって話せる機会ないしねー(笑

へぇ、へぇ。
ご馳走様ですぅーだ(笑)

空港で親子3人の写真まで取らされ、私は帰路に着きました。

お別れもワタワタしていたのだけれど、遠くか姉ちゃんがノブ君を抱っこして
見えなくなるまで手を振っていてくれました。
それが凄く嬉しくて。

飛行機を降りると札幌はやっぱり寒くて、なんだかラーメンが食べたくなりました。
駅の近くにあるラーメン屋に入るとお客が私だけで、ビンビールを頼んで見たり。
つまみにキムチを頼むあたり、おばさんに「好きなんだねぇ。」と言われてもしょうがないっす。

らぁめんを食べて帰るとさえ母の一声が。

さえ母:あらぁ。今までヒロ君とまきちゃんがアンタ帰って来るの待ってたのに。

...おかえりって普通は言うじゃんかぁぁ

どうやらすれ違いだったらしく、兄ちゃん夫婦が待っててくれたらしい。

送り出してくれる人が居て、待っててくれる人がいることが凄く暖かく感じて今もその暖かい皆のことを思い出します。

どこに行っても私は私。
だからまた札幌のこの地で頑張ることができるし、笑顔で居ることができるのだと思います。
GW中にお世話になった皆にはまた手紙やらメールやらお土産やらでお礼をしたいと思ってます。

...が

その後、メールを読むと悲惨なことに...。

「さえちゃん、助けて。」

こんな題名のメールが来てました。
明日からは楽しく激しい戦争です。

うし。行ってきまっす。

...って、GWに戻りたいよー(号泣



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