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「ゴールデンスランバー」/伊坂幸太郎
2008年04月28日(月)

 2008年本屋大賞受賞作の「ゴールデンスランバー」を読みました。図書館で予約していたこの本が、受賞直後に手に入ってなんてGood Timing!と思いながら読みました。

 さて、最近映画で見た「死神の精度」を見ていると、当時の伊坂作品は茶目っ気のある作品が多かったなぁと思い返しつつ、その後の作品、たとえば「魔王」や「砂漠」あたりは、政治や法律といったものに切り込んでいく感じがあって、今の伊坂幸太郎の世界観を物語るのには欠かせない要素だと思ってます。

 今回はケネディ暗殺事件をモチーフに、如何にメディアの力、思い込みの力が恐ろしいかということを伝えてくる。人はメディアや思い込みによって安心したり恐怖に落とし込まれたりする。何一つこの目で見て、知っていることはないのに、だ。
 誰かが殺されれば、犯人が誰かいればいい、という感覚。パズルのピースが当てはまればどれでもいいといった考え方がいつの間にか僕達を支配している。メディアに踊らされていることに気付いていないのだ。

 そんな大きな落とし穴に、改めて気付かせられる。これが最近の伊坂作品で思うことだ。そして、これらは現実のものになってきている気がしてしょうがない。現実の政治やメディアを改めて考え直すところに来ているのかもしれない。


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