にちしる、し。

2004年07月08日(木) 儚い

何故、何故、このようなことばかり起きるのか。

心の底から笑い、泣き、怒り…

それだけの事が何故こんなにも難しいのだろう。

2人で笑いあいたかった。
月夜に酒を飲み、他愛も無い話をしたかった。
年齢など忘れ、子供のようにじゃれ合いたかった。
抱き、抱き返されたかった…

それしか望むものは無いというのに、どうしてこんなにも難しいのか。

どうして私は…独りでいるのか。

時計の針が時を刻む。
私の心も、命も、同時に刻まれてゆく。

焦り。悲しみ。
壊れてしまいそうなほどの切なさが、影のように付いて離れない。

開放されたかった。

お前と一緒に笑いあえたら、きっと、この生にも意味があるのだと。
そう思えるはずだった。

お前と共に歩めたら、それだけで…それだけで十分だった。


それももう、できないけれど。

想っても想っても、決して逢うことはできない。
声も、体も、どこにもありはしないから。

2人で笑いあいたかった。
月夜に酒を飲み、他愛も無い話をしたかった。
年齢など忘れ、子供のようにじゃれ合いたかった。
抱き、抱き返されたかった…

叶わぬ夢。


いつか、私は壊れるのだろうか。切なさに、悲しみに。
それとも、このままなのだろうか。死ぬまで。

最期のときに、幻でもいい…逢えたなら。
最期だから、夢の人よ、どうか一緒に笑ってほしい。
それだけでいいから。
それしか望むものは無いから。


叶わぬ夢。


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黒井渉 [HOMEPAGE]