何故、何故、このようなことばかり起きるのか。
心の底から笑い、泣き、怒り…
それだけの事が何故こんなにも難しいのだろう。
2人で笑いあいたかった。 月夜に酒を飲み、他愛も無い話をしたかった。 年齢など忘れ、子供のようにじゃれ合いたかった。 抱き、抱き返されたかった…
それしか望むものは無いというのに、どうしてこんなにも難しいのか。
どうして私は…独りでいるのか。
時計の針が時を刻む。 私の心も、命も、同時に刻まれてゆく。
焦り。悲しみ。 壊れてしまいそうなほどの切なさが、影のように付いて離れない。
開放されたかった。
お前と一緒に笑いあえたら、きっと、この生にも意味があるのだと。 そう思えるはずだった。
お前と共に歩めたら、それだけで…それだけで十分だった。
それももう、できないけれど。
想っても想っても、決して逢うことはできない。 声も、体も、どこにもありはしないから。
2人で笑いあいたかった。 月夜に酒を飲み、他愛も無い話をしたかった。 年齢など忘れ、子供のようにじゃれ合いたかった。 抱き、抱き返されたかった…
叶わぬ夢。
いつか、私は壊れるのだろうか。切なさに、悲しみに。 それとも、このままなのだろうか。死ぬまで。
最期のときに、幻でもいい…逢えたなら。 最期だから、夢の人よ、どうか一緒に笑ってほしい。 それだけでいいから。 それしか望むものは無いから。
叶わぬ夢。
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