つれづれ日記

2005年05月19日(木) マンガの設計図

早割を目標に夏合わせに出したい読切のネームをもそもそ描いてます。
3年も創作で活動しておいて何気にいままで
一度も出したことのないオフセットでの創作読切個人誌…!
もはや憧れとか夢の域です。
表紙はフルカラーか多色刷りがいいな…!

夏コミは受かってるかどうかもまだわかりませんが。
8月はティアもあるのでいずれにしろ出す予定です。
そういえば次回のティアって会場が西3ホールなんですね(!!)
西のティアって初めてだよ…ある意味楽しみではありますが。
ん?西1と西2はわかりますが西3てどこだっけ…?(あれー)

ところでその読切ですが。
以前50Pくらいだと思っていたものなのですが
実際に仕上がったシナリオからネーム(コマ割)におこしてみると
どうやら60Pに到達してしまいそう…な…? 雰囲気です…
たまにはB5サイズでつくりたいなあと思っていた矢先に
判明したこの事実。単価が高くなるのを恐れて
やっぱり今回もA5だろうかとか弱気になってみたり。
でも読切だしたまにはB5も… … …
その前にB5って大きいのが緊張しますよね。勇気がいる。
自分の絵がより大きく見えてしまうのが恥ずかしい…!
いつもB5で出してる人ってすごいなあと思ってしまいます。
いつか恥ずかしくならないくらい絵がうまくなりたい…
とりあえずサイズとかはネームが完成してからまた考えます。


ネームといえば、漫画制作支援ソフトがいろいろ出ている中
最近ではネーム作業まで支援するソフトも開発中なんだそうで。

「鳥山明風コマ割り」が瞬時に――アイデア勝負の未踏ソフト


その場その場に合ったコマ割や構図を提案してくれるソフトで
選んだ有名作家風のコマ割やジャンルに合ったコマ割ができたり
起承転結に従ってコマの割り方が変化したりするんだとか … ?

個人的にはあんまり嬉しくないというかビミョーな印象。
新しいことをやりたいっていう意欲は良いと思うけど
ここを機械にやらせてしまうのはいかがなものか…
たしかにマンガ描きの多くはネームで一番苦労するわけですけども。
面白くなるかならないかがここで決まるわけですからね…

一番大変で時間のかかる作業なのにサポートするソフトが
現状で皆無なのには驚いたっていうコメントに驚きました。
いや…だってそこをソフトに頼ったら
作品の大事な個性のひとつが失われてしまうのでは…
コマ割って確かに基本的な法則はあるにしても
演出方法とかこれが正解っていうものがないですしね。
むしろこれからもそれぞれに編み出していってほしいというか。

そこだけは時間をかけてでもやっぱり
人間の感覚でつくって欲しいというのが個人的な願いです。
効率が悪いとも思われるかもしれませんが。
絶妙な間とかテンポとか、その作品の空気とかを
紙の上で作り出せるのはやはり人の力であると信じたいものです。


同じ漫画制作支援ソフトでも
コミックスタジオとかはちょっと惹かれてるんですけどね。
たまにはトーンを思う存分使ってみたい…影とか影とか。


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