 宮崎監督の描くマスコットキャラはいつもかわいいですね。 今度のはモフモフボテボテしてる〜
そんなわけでハウル観てきました。 まずはネタバレにならない範囲の感想を。
内容については原作を以前に一度読んでいたので 設定とか流れについてそんなに困ったりすることはなかったのですが むしろこうアレンジしてきたかと楽しめたのですが、逆に原作を 知らない人には多少わかりにくい部分があるかも…?と思いました。 本では文章で説明が補足されるけども。特殊な世界を描くって難しいな。 その不思議な感じも魅力的ではあるのですが。
声の方は確かにソフィーの若いときの声とか多少 んん?と思うところもあったのですが木村氏の声は割と平気でした。 むしろ元気良く喋るときの木村氏の声がよい感じに響いてたよ。 でもなんていうかジブリのいつもの俳優声映画に慣れてるせいか ジブリ作品というフィルターを通して観てるせいかわかりませんが それほど違和感はなかったです。これは人によるかもなあ… あ、でも美輪さんの声は文句無く見事でした。びっくりした! 荒地の魔女ってばこんな面白いキャラだったっけか。
というか、意識はなにより目まぐるしい話の展開の仕方のほうに いってしまうのです。演出とか…なんかすごい…とても真似できない。 ストーリーが断片的というか、構成が荒っぽいというか、 演出の仕方がいつもの宮崎作品らしくない気がしました。 良い意味でも悪い意味でも。無難な道を選ばずに まだまだチャレンジ精神にあふれてるかんじ。 この辺は賛否両論かもしれないけど、いずれにしろこういうことをする 宮崎監督のバイタリティのすごさには脱帽です。
えーあとは少しネタバレっぽいので一応かくしで↓
今までの宮崎作品の要素が少しずつ入り込んでるような印象も。 あのシーンは耳をすませばっぽいな〜とか あのシーンは千と千尋っぽいな〜とか。 ドロドロしたものをどこかに描くのもいつも通りだな〜とか。 そしてショート〜セミロングヘア大好きの宮崎さん。 今回のヒロインは珍しくおっロングだ!と思いきや
ああ…やっぱりそれがやりたかったのか…!(笑)
いいですけどね。かわいいから! 若いソフィーは私でも萌だと思いました。←銀髪の少年少女好き あとマルクル…あの子がかわいすぎで…声もすごくいいけど! あの子の「待たれよ」にはたびたび顔がほころんでしまいました…
前半の各キャラの登場、出会いのシーンとか 城を描くシーンとかはさすがわくわくできる演出で。 良いですね〜ファンタジー世界最高。魔法は憧れです。 というかサリマン先生すごすぎだ…! 金髪おかっぱ美少年どんどん増えてる!増えてる!!(爆笑) 最後の方なんかもうハーレムでしたもんね。幸せそう。 すごい図で思わずふきだしそうに… ていうかあんなの原作になかった…ですよね? となるとあれ誰の案だろう… 宮崎さんだったらある意味すごいんですが。
終盤はメインの2人に重点を置いているので まわりの扱いがかなり軽かった気もしますが。 というか戦争というものの扱い自体この作品ではあんまり 重要じゃなかったっぽいですね。かなりあっさりしてる。 あくまで魔法の存在する不思議なファンタジー世界と、 2人のラブストーリーに注目して見るといいのではと思います。 しかしヒロインのキッスは最強。
そしてやっぱりいつも思うのが宮崎作品の女性陣はみんな強いですね。 強い女の子。強い女性。私も好きです。
あとさり気なく魔法陣描くのに出てきた「ライン引き」がなんか すごく懐かしかった…あの石灰で地面に白い線引いてくやつ。 あの白い粉が昔苦手だった…
そんなわけで私はこの作品好きですよ!よかった…! 個人的にはもののけや千と千尋よりも好み。 ラピュタと比べるとやっぱりラピュタかもしれないけど。 機会さえあれば何度でも見たいです。
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