| 2004年12月28日(火) |
「ふたりにクギづけ」 |
結局睡眠1時間ほどで起床、早朝便で東京へ。 まず予約してるお宿に荷物を預け、アカサカミツケのサントリー美術館へ向かう。来年からロッポンギの新ビルに移転するための記念展で、過去のブックレットが千円均一になってたのでつい酒器の本とか買ってしまう。 サントリーミュージアムは赤坂見附という偉そうな土地にあるのが好きだったのに、六本木じゃあなんか雰囲気軽くてがっかりだ<余計なお世話。 最近どっちかというと西欧のみっしりぎっしり大盛りな美術工芸品を主に観ていたせいか、日本の工芸品って本当に粋で洗練されてるなと感心したり。(でもマニエリスムとかのゴッテゴテもやっぱ好き) いきなり本で重くなったついでに、地下にあるワインショップでお得な価格のシチリア産ワインまで買ってしまう。
おつぎは渋谷のミニシアターで上記タイトル映画を鑑賞。あんまり寝てないので途中で眠くなったら困るなと思っていたが、全編すごく面白くて全く睡魔の付け入る隙がなかった。結合双生児というデリケートなネタなのに、過度に人道主義的でも逆に見世物趣味でもなく、自然でおおらかでポジティブで笑わせてくれる作品。 身体が癒着したまま三十数年一緒に暮らしてきた二人が、都会に出てお互いの進む方向にはっきりと違いを認めたところでついに分離手術に踏み切る。二人分の身体なのだからくっついてないほうがいいに決まっているのに、分かれてしまったあとの双方の混乱や、バランスを失い(文字通り)不安定になっていくさまはとてもリアリティがある。 生まれてこの方すぐとなりに居続けていた存在がふっと消えてしまったら、それはもう片手片足が無くなってしまう以上の喪失感があるだろお。
結局出来うる限りはくっついたままで過ごすことを選んだ二人は、めいめいの結婚や親となっていくことでまた分かれている時間が長くなって行くのだろうけど、きっと一生涯どこかで繋がったまま生きていくのでしょう……てなわけで可愛いGFもムチプリのおねーさんも一杯出てくるこの映画にslash要素は全然無いのだが、テーマは何かとゆーと30代にーちゃん二人の特異で熱く濃ゆい愛情としか言いようがない。うーん日本でもDVD出ないかな。
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