かえるの日記&雑談

2004年08月28日(土) 大水木しげる展

昨夜は実家泊まりで、今日の午前中はルスバンを頼まれた。5色に染め分けた生麻の束が箱に入っていて、これは何だと思ったら秋のお祭り用のオシシの飾りだそうだ。うーんトラディショナル。

京都まで出たついでに、烏丸大丸まで行って上記の展示を見に行く。生原稿のペンタッチが見たい、ぐらいの気分だったのだが、題名どおり水木センセ本人の来歴から作品に出てきたモノの実寸フィギュア、妖怪絵資料、土俗神のコレクションetc,とにかく内容が濃ゆくて多くて、デパートの展覧会なのに2時間半かけてようやく回りきれるぐらいのボリュームだった。
(最後の出版作品を閲覧出来るところは時間なくて諦めた)

それにしても自筆原稿の線がなんとも緻密で美しい。トーベ・ヤンソンの時も思ったけど、ストロークの積み重ねで質感だけでなく温度や湿度まで感じさせてしまう。特に建築物や植物は一流の画家の迫力がある。
…なのにどーして人物画はアレなんだろうな…(人物クロッキーもあって、決して下手ではないのだが風景などに比べると劣って見える)

そして水木センセはいち早くプロダクション制を導入したらしいのだが、一体アシさんはどのへんを描いたのか気になる。ふつうならまあ背景の建物やら効果線やらを担当するんだろうけど、むしろ先生そっちのほうに力入れてそう。
まあ貸本や雑誌連載の原稿だとふつー線っぽかったから、そういうのがアシ仕事なのかもしれない。

先生の指導のもとに水木線を習得するとして、水木カケアミや水木背景はともかく、水木点描(砂かけババァの顔とかあーゆーの)は水木作品にしか使えなさそうな、とか色々と気にしながら、分厚くてデッカイ図版を買って帰る。


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える夙川