ヒトには読書の遺伝子があったりなかったりする…ととある友人が語っていたが、それでいうならその遺伝子は、うちの母にはあっても父にはないなーと思う。
父は新聞雑誌手紙以外の活字は、ごくたまーに池波正太郎やら読んでみる程度で、ついでに映画も殆どというほど見ない(理由は1時間以上もあって長いのと、筋立てがややこしかったりするため)御仁である。これがマンガになると手にとりもせず、吹出しの中に入っているのが「台詞」というものだよという説明から始めなければいけない状態。
なもんで私も実家に居ながら、母がいない時はけっこう平気で描きかけの原稿やらラクガキやらほったらかしていられる。
そんな父は、最近私宛に送られてくる同人誌(自費出版物の存在は知ってる)を、私が毎日暇さえありゃ嬉しそぉ〜〜〜に読んでいるのをハタで見ているととても不思議に思えるらしい。
うーん本を読みながらヘラヘラニヤニヤするのは変だったかなと思いつつ、極力表情を隠して読んでいたらさらに、 「お前は文章だけじゃなくて絵のとこもじーっと読んでるんやなあ〜〜」 と言われた。
そおかマンガを読まない人間には、一こまずつのマンガ絵をうわ可愛いvとか美人〜♪とかカッコイー☆とか思ったり、ついでに性格悪そうだな―とかイイヒトっぽいなーとか色々考えて楽しく観賞する行為も理解不能であるらしい。
自分の父であるのに異種間交流のような会話を交わした、平和なお茶の間でのひととき。
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