0:15からのBSマンガ夜話で取り上げられてて、ねむたいのについ見てしもうた。 この番組はいつもいいのか悪いのか微妙なところなんだけど(好きな作品ほど「それは違うやろ」と言いたくなって精神衛生上悪い。よく知ってるけどそんなに思い入れはないかなーというぐらいのスタンスのものを見るのが一番楽)今回はゲストに江口寿史が来ていて、いしかわじゅんと併せて反応が興味深かった。
かくいう私は「すすめ!パイレーツ」と「マカロニ」を連載時から並行して読んでて、どっちもカーナリ好きで(毎回セリフを丸暗記したぐらい)、そしてどちらも終わり方に憤懣を憶え、勝手ないいぐさだけど好きな気持を裏切られたよーな気分になってしばらく落ち込んでいた。 当時はコドモだったので漫画家の事情など思いも及ばなかった(マンガ家というのはとにかくマンガだけ描いてる存在であって、ふつーの人間として意識してなかった)のだけど、要するに盛り上がり、失速し、消耗し、破綻して終わってしまったからで、それは連載ギャグマンガとしてほぼ完全に避け得ない運命のようなものらしい。
それでも江口氏は原稿落としまくったあげく短編ストーリーやイラスト系の仕事をメインにして生き残り、鴨川氏は何度か復帰を試みたものの完全に消えてしまった。 両者の差は、いしかわ他の説明によれば、作品への取り組み方のスタンス(江口の方がやや距離を置いており理性的)によるものだそうだけど、一応勝ち組であるはずの江口が、当時のことを語ったり、目の前で彼の作品を眺めたりしながら浮かべている表情は敗残者のようで、比較されるたびになんとも卑屈な苦笑いを浮かべていた。
『たかが』マンガ語りするだけの番組で、ものすごいものを見てしまったよーな気がする。 ところでトシちゃんは今見てもカッコイイなー。新刊でもう一度買い揃えたくなって来た…。
|