だいぶん迷ったけど結局行った、杉浦忠さんの告別式。
堺東の駅を降りて、それらしいおっちゃんたちの後をコッソリ（といっても喪服着てるからバレバレ）ついていく。
一般弔問なので山門の外で並んでいて、誰が来てるのかも全然分からなかったが、夕方のニュースでひーちゃんも来ていたのがわかってちょっと嬉し？かった。何たってサブマリンのお手本にした方だもんね。

岡本伊佐美さんの弔辞の締めくくりの「親分、スギを頼みます」という一言にほろっと来た。ふと振り向けば私の父親と同じぐらいのおっちゃんが、顔を真っ赤にしてぐすぐす洟をすすっている。私は現役の活躍姿など当然目にしたことはないけど、同じ時代に生きていたらとても辛いだろう。

最後に順繰りに中に入れてもらってお焼香した。花に囲まれた遺影はものすごく綺麗だった。容貌はもちろん佇まいのものすごく美しい人だったなぁ。
ナットキングコールの「モナ・リザ」と南海ホークスの唄が流れる中、真っ白な棺が霊柩車に載せられて、杉浦さんは行ってしまった。