| 2001年10月16日(火) |
スパイのためのハンドブック |
ハヤカワ文庫刊・ウォルフガング=ロッツ著・1982年出版。新古書店で50円(笑)
『KGBの』は比較的のんき話が多かったけど、こっちはいわゆる元「特殊工作員」の人が書いているせいか、すりりんぐな話もいっぱい載っていた。 軍隊にいてモサドにスカウトされた時のやりとりなぞ、なかなか興味深い・・・ナポさんの志望の動機って何かしらん。←また思考が横滑り〜〜。
最初に「スパイになるための自己診断テスト」が載ってて、それによれば、例えば路上で女子供が殴られていても口出ししてはいけないが(任務の妨げになるから)親しい友人が困っていて、それを助けるのにかなりの労力と損害をこうむると分かっていても、然るべき救いの手をさしのべられなければいけない(情けは人のためならず)ものらしい。 こーいう行動をバランス良く(か、どうだか)取るのって一般生活でもむつかしいところですねー。
巻末に載ってる刊行物リストに、もう多分4/5は廃刊になってるんだろうけど、やたら面白そーなタイトルがずらずら並んでいて、トテモ困る。
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