「私の情報によれば、やみくろと記号士は手を握っておるですよ。でもこりゃよくない兆しです。ここまで来るはずのないやみくろがこのあたりをちょろちょろしだしたというのもいかにもまずいですしな。このままでいけば、早晩このあたりもやみくろだらけになっちまうかもしれん・・・」わたしが思うに、やつらはもしかして記号士の一味だということができるかもしれない。あるいは。そして、おそらく自分ではそれとは気づかず、やみくろを増殖させているにちがいないのだ。